イベント案内
2025.12.22(月) 開催
GRIPSフォーラム『オオカミとパンダ 変面する中国外交』
ご参加いただける方は、12月18日(木)までに登録フォームよりお申込みください。
概要:
中国のパンダ外交は、日中戦争さなかの1940年代に米国の庶民の共感を得ようとしてニューヨークに贈ったつがいが起点だ。以来、東西冷戦下の70年代には日米など西側との関係改善の象徴として、習近平政権下ではグローバルサウスの国々にも関係強化を狙って派遣されている。一方で、大国化に連れて強気が目立つ中国外交はオオカミにも例えられるようになった。日中関係の悪化を受けて来年には、日本から54年ぶりにパンダがいなくなる可能性も浮上。パンダを訪ねて世界21カ国・地域を歩いた記者が、中国だけが所有権を持つ希少動物パンダ外交の威力と限界を探りながら、中国と世界の関係を考える。
講演者:吉岡 桂子 氏(朝日新聞コラムニスト・編集委員)
講演者略歴:
朝日新聞編集委員。朝刊コラム「日曜に想う」の筆者の一人。経済部を経て、上海・北京の特派員、バンコク駐在編集委員などとして25年間にわたって、中国にかかわる報道に携わっている。米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員(2007~08年)、ブダペスト・コルビヌス大学客員研究員(23~24年)。著書に『鉄道と愛国 中国・アジア3万キロを列車で旅して考えた』(岩波書店)、『人民元の興亡 毛沢東・鄧小平・習近平が見た夢』(小学館)、『問答有用 中国改革派19人にきく』(岩波書店)、『愛国経済 中国の全球化(グローバリゼーション)』
司会:岩間 陽子 政策研究大学院大学 教授
GRIPSフォーラムとは:
政策研究大学院大学(GRIPS)は1997年の建学以来、重要な政策課題についての研究・教育を進めてきております。GRIPSフォーラムは、本学がもつ国内外のネットワークを活用し、政府、自治体、学界、産業界などから専門家を招いて多様な課題について議論することを通じ、政策研究の発展や政策コミュニティの形成に寄与することを目的としています。
*本フォーラムでは、録音・録画・写真撮影はお断りしております。ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
| 開催日時 | 2025年12月22日(月)16:40~18:10(日本時間) |
|---|---|
| 講演者 | 吉岡 桂子 氏(朝日新聞コラムニスト・編集委員) |
| 演 題 | オオカミとパンダ 変面する中国外交 |
| 会 場 | 政策研究大学院大学1F 想海樓ホール |
| 参加費 | 無料(事前申込必要) |
| 言 語 | 日本語(英語同時通訳付き) |

