• 概要

本講演では、オーストラリアのトニー・アボット新政権の外交・貿易政策および日本をはじめとする地域協力関係について考察します。日本、中国、 韓国、インド、アセアン諸国とオーストラリアを含む「インド太平洋地域」は、世界のGDPの３分の１を占めており、2020年までには、世界貿易の3分の 1を占めると言われています。急速な成長にともなう地域の経済変化は、機会とリスクを伴う不確定で新しい戦略環境を生み出しています。「インド太平洋地 域」の中で、地域の繁栄および安全保障に取り組むにあたって、オーストラリアは日本を中心に、どのように近隣諸国や地域の国際機関と協働するかを考えてき ました。日豪関係が防衛、戦略的パートナーシップ、経済および貿易関係、新しい人的交流の取り組みをはじめとした課題を通じて、どのように更に深化するの か考察します。

講演会の様子はこちらから見ることができます。

• Review

2014年1月20日に、第89回GRIPSフォーラムが開催されました。ブルース・ミラー氏（駐日オーストラリア大使）をお招きし、『オーストラリアと インド太平洋：課題と機会』いうテーマでご講演頂きました。昨年9月に総選挙で政権交代があり、12月にはG20議長国に就任したオーストラリアのインド 太平洋地域との関係性や議長国としての役割などについてお話頂きました。