2025年10月24日、本学にてAIスキリング・トレーニング「Human-Centered AI Workshop」を開催いたしました。このトレーニングは、日本マイクロソフト株式会社と本学が進める学術交流連携事業の一部であり、AI関連のスキルと知識を習得するための継続的な取り組みの一環として実施したものです。 

講師には、Design Thinking JapanのBrittany Arthur氏をお迎えしました。同氏は、企業がAIの活用方法を理解し、導入の機会を見極め、責任ある運用に向けた議論をリードできるよう支援しています。さらに、アジア太平洋地域の『Fortune100』(Fortune誌が毎年発表する米国上位100企業)向けに、実際のソリューション開発でも豊富な実績を持っています。本トレーニングには、本学からアジア、アフリカ諸国からの留学生が参加しました。

今回のトレーニングでは、人に優しく、社会の誰にとっても役立つ形でAIを活用するための「人間中心のAIフレームワーク」を学びました。この仕組みはすでに世界40か国以上で成果を上げています。参加者は、AIを戦略的に活用し、ガバナンスをリードする力を養う貴重な体験をしました。

参加者からは、「プロンプトの書き方」「意思決定ツリーモデル」などの実践的な内容が役に立ったという声や、「AIのタスクとそうでないタスクの違いがわかった」「AIはアシスタントであり代替ではないという考え方を整理できた」「AIを運用するための非常に有益な議論ができた」といった声が寄せられ、キャリアに活かせる有意義な学びの場となりました。

後日、トレーニング修了者には、マイクロソフトと本学の共同名義の修了証が発行されました。