2022年5月30日（月）にGRIPSフォーラムを開催致しました。今回のGRIPSフォーラムでは、慎 泰俊 氏（五常・アンド・カンパニー 創業者・代表執行役）をお招きし、「なぜ、今、マイクロファイナンスなのか？金融包摂を世界中に広げる、五常アンドカンパニーの挑戦」という演題でご講演いただきました。

概要：

五常アンドカンパニー代表執行役の慎泰俊が、どのような経験を経て金融包摂にコミットすることを決意したのかをお話しします。世界のマイクロファイナンスの現状と、いかにしてマイクロファイナンスが人々の生活を変え、人生を切り拓くことを可能にするのかを説明した上で、五常アンドカンパニーが、テクノロジー、資金、グループ会社への経営支援を通じ、いかにして世界中に金融包摂を届けるというミッションを実現しようとしているのかお伝えします。

講演者:  慎 泰俊 氏 （五常・アンド・カンパニー 創業者・代表執行役）

講演者略歴

1981年東京都生まれ。モルガン・スタンレー・キャピタル、ユニゾン・キャピタルで8年間にわたりPE（プライベート・エクイティ）投資実務に携わった後、2014年に五常・アンド・カンパニーを共同創業。全社経営、資金調達、投資など全般に従事している。金融機関で働くかたわら、2007年にLiving in Peaceを設立（2017年に理事長退任）し、マイクロファイナンスの調査・支援、国内の社会的養護下の子どもの支援、国内難民支援を行っている。2022年には金融包摂等の社会課題解決支援を目的とする一般財団法人五常を設立。朝鮮大学校法律学科、早稲田大学大学院ファイナンス研究科卒。世界経済フォーラムのYoung Global Leader 2018選出。

＜GRIPSフォーラムとは＞

政策研究大学院大学（GRIPS）は1997年の設立以来、政策研究に特化した唯一の大学院大学として様々な政策課題についての教育・研究を進めております。本フォーラムでは、GRIPSが持つ政策研究に関する広範なネットワークを活用し、各界のリーダー（政府関係者、行政官、産業界、研究者など）や本学関係者から、各種政策課題に関する貴重なお話を伺います。フォーラムは学内からはもちろん、学外からも広く聴講者を募集しております。