2020年11月16日(月)にGRIPSフォーラムを開催致しました。今回のGRIPSフォーラムでは、齊藤栄氏　（静岡県熱海市長）をお招きし、「持続可能な温泉観光地『熱海』への挑戦」という演題でご講演いただきました。

概要：

かつて高度経済成長期に社員旅行、新婚旅行のメッカとして栄えた温泉観光地・熱海。しかし、現在は少子化、高齢化、生活難、財政難など、日本における地方都市の課題の多くを抱える課題先進都市と言っても過言ではない。本講演では、市長就任以来の財政再建、観光振興、住民福祉の向上などの取り組みを振り返りながら、これから直面する更なる少子高齢化や税収減を前提とした、持続可能な温泉観光地づくりを展望する。

講演者: 齊藤　栄　氏（静岡県熱海市長）

講演者略歴

東京工業大学工学部土木工学科卒業、東京工業大学大学院修士課程（土木工学専攻）・米国デューク大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。国土庁（現国土交通省）に入庁し、大都市圏整備局計画課（中部圏班）主査、地方振興局東北開発室計画係長、土地局国土調査課専門調査官等を歴任。学校法人滋慶学園に勤務、国会議員（衆・参議院）政策担当秘書を経て、2006年熱海市長に就任。現在４期目、静岡県市長会会長、温泉所在都市協議会会長を務める。