2020年11月2日(月)にGRIPSフォーラムを開催致しました。今回のGRIPSフォーラムでは、藤田　葵氏（一般社団法人ナフィールドジャパン理事）をお招きし、「日本農業の今後～誰が私たちの食を支えるか～」という演題でご講演いただきました。

概要：

変革期と言われる日本農業。農業者の平均年齢は年々上昇し66.8歳。従事人口は年々減少して140万人で、65歳以上が占める割合が69.7%である（いずれも2019年）。人口減少を上回る速度で進む農業者の減少と、人口高齢化を上回る速度で進む農業者の高齢化。この先日本の食を支えるのは誰か。

一方で、業界をリードする法人経営や、日本ならではの農業技術、若手農業者の成長も見逃せない。近年の農業経営や技術の先進的なケースも紹介しつつ、次世代日本の農業の課題とその解決策について考えます。

講演者: 藤田　葵　氏（一般社団法人ナフィールドジャパン理事）

講演者略歴

東京大学文学部、同大学院総合文化研究科修士課程修了。大学院修了後、野村総合研究所に9年勤務。各業界での調査・コンサルティング経験の中で日本の農業の立ち遅れとその活性化の必要性を感じ、農業スタートアップ・株式会社ファームシップに転職。植物工場を中心とした事業開発に取り組む他、農業関係人材育成事業の立ち上げ、小規模工場の工場長の経験も持つ。2020年8月より大和フード＆アグリ株式会社に転じるとともに、農業分野の次世代リーダー育成のため一般社団法人ナフィールドジャパンを立ち上げ、理事に就任。