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第1回GRIPS SDGsアワード受賞者

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第1回 GRIPS SDGsアワード受賞者の発表

 

GRIPSはSDGs達成への貢献を重要事項と位置付けています。その一環として、現代の環境・社会・経済的な課題の解決に向けて世界中で革新的な努力を続けるGRIPS修了生を表彰し、その取り組みをさらに加速させるため、2019年にGRIPS SDGsアワードを創設しました

 

第1回 GRIPS SDGsアワードには60を超える応募があり、難しい選考となりました。第1次審査で15名の候補者に絞られ、最終審査に進みました。その結果、第1回GRIPS SDGsアワード受賞者は、ムハンマド・サジャド・ムガル(パキスタン出身、2005年 Public Policy Program修了)に決定しました。おめでとうございます!

 

Sajjad氏にはGRIPSフォーラムで、今回受賞した取組についての講演を行っていただく予定です。

 

受賞者のプロフィール

 

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ムハンマド・サジャド・モガル氏は、民間セクター開発(PSD)と官民パートナーシップ(PPP)の専門家で、高名な事業戦略家であるとともに慈善家としても積極的に活動しています。

モガル氏は銀行家としてそのキャリアをスタートし、民間セクターへ転向しました。2002年から2008年までパキスタン政府のSME(Small and medium size entrepreneur)開発庁の政策立案・戦略課長を務めました。その後USAIDのシニアアドバイザーとなり、今回のGRIPS SDGsアワード受賞プロジェクトである「酪農プロジェクト」を主導しました。

モガル氏は、経営学と公共政策の修士号を持っており、その他にもいくつかの有名な海外大学のプロフェッショナルプログラムを修了しています。

 

GRIPS SDGsアワード受賞プロジェクト

モガル氏は、USAIDとDairy and Rural Development Foundation(DRDF、酪農・農村開発基金)の共同の取り組みである酪農プロジェクトの計画と実施に貢献しました。このプロジェクトは、技術ベースの訓練プログラム、酪農の最良事例(ベストプラクティス)の採用、および繁殖改善を通じて、酪農と家畜の生産性を持続的に向上させる仕組みを確立するものです。パキスタンの農村経済の中で家畜部門は極めて重要な意味を持つため、この5か年2,700万ドルのプロジェクトは、50,000軒の農村家庭の生活を変革する上で重要な役割を果たしました。

特に、6,000人以上の貧困家庭の女性を訓練することに重点が置かれ、必要な技術の教育を行うとともに、家族の中で所得者として活躍できるようになるための支援が行われました。

 

プロジェクトマネージャーであるモガル氏は、プロジェクトの初めから終わりまで一貫してその設計、交渉、管理の責任者を務めました。USAIDからの資金調達、実施パートナーの選定のほか、ネスレパキスタンとのパートナーシップ形成のための交渉やその後のマネージメントも行いました。USAIDから公式に任命され、プロジェクトに関わるあらゆる経費支出の許可や、スタッフに対する技術的・戦略的な指導を行う役割を果たしました。

 

 

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