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2013.11.22
東南アジア型組織経営モデル研究プロジェクト:政策フォーラムを開催しました
2013年11月21日(木)、22日(金)の2日間、政策研究大学院大学(GRIPS)において、独立行政法人 国際協力機構(JICA)との共催(協力:一橋大学)で、ASEAN4か国(インドネシア・フィリピン・タイ・ベトナム)から人事行政担当機関の代表や研究者らを招聘し、「東南アジア型組織経営モデル研究プロジェクト:政策フォーラム」を開催しました。
本年6月には、各研究対象国における現地研究に先立ち、各々の研究計画の内容及び方法を相互に調整することを目的とした、同プロジェクトのキックオフとなる実務ワークショップを開催しました。今回の政策フォーラムでは、各国における組織経営の課題を整理するとともに、本研究の目的について認識を共有しました。
詳細なプログラム(英語のみ)はこちらをご参照下さい。
11月21日(木)の政策フォーラム初日には、まず冒頭の白石 隆 GRIPS学長による挨拶の後、一橋大学の一條和生教授による、リーダーシップと組織経営論についての基調講演が行われました。
次に日本及びASEAN4か国(インドネシア・フィリピン・タイ・ベトナム)の代表者から、各国のプレゼンテーションが行われました。
その後、一橋大学名誉教授 野中郁次郎先生を迎え、「政府機関の組織的能力を最大限に引き出すには」「変化を促進するリーダーシップの育成」という課題について各参加者による討論や意見交換が活発に繰り広げられました。
11月22日(金)の政策フォーラム2日目は、日本・ASEAN友好協力40周年記念フォーラム「アジアを拓く政策イノベーション~行政改革のパラダイム・シフト~」として想海樓ホールにて一般公開という形で200名以上の参加者を得て盛大に開催されました。田中明彦JICA理事長と吉田耕三 人事院人事官による挨拶の後、野中郁次郎先生による基調講演「知識社会を実現する賢慮のリーダーシップ」が行われました。
基調講演に続いた、セッション1とセッション2では、野中郁次郎先生の知識創造経営理論を踏まえながら、「組織と社会を変革するリーダーシップを鍛える」「政策イノベーションを加速する」という各テーマで、さまざまな政策課題に対応する解決力をより革新的なものにしていく方法を探るべく各国の事例発表をもとに活発に議論が交わされました。