大学院では、タイ王国政府人事管理委員会（OCSC）の依頼により、タイ政府から選抜された課長クラス、課長補佐クラス、採用後数年の者等、13名の研修 員を受け入れ、平成19年8月26日から9月9日の14日間、タイPMLTP（Public Management and Leadership Training Program）研修プログラムを実施しました。
研修プログラムでは、研修責任者の堀江教授をはじめ、横道教授、高田教授、原 教授、本田准教授等、本学教員や学外教員による講義に加え、現職の行政官の講義等を通じて、政府の役割や日本の行政改革（組織改革・民営化・規制改革・政 策評価等）、産業政策、エネルギー政策、公害対策、地球環境問題等の行政課題について学びました。
また、リーダーシップワークショップ等を実施し、政府や民間企業の若手幹部や本学の学生等と討論、交流等を行うとともに、今後に向けたネットワークを築く機会を得ました。
東京では、環境省、経済産業省、財団法人大田区産業振興協会、テクノWING大田や民間企業（株式会社パスコ）、シンクタンク（株式会社野村総合研究所）等を訪問し、また地方では金沢（石川県、金沢市）を訪問して、地方における行政・財政や日本文化等について学びました。
最後に、研修員は各グループで変化と革新の時代におけるリーダーシップの在り方についてコンセプトペーパーを作成し、発表することにより、この研修を修了しました。