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2021.7.13

第2回GRIPS SDGsアワード授賞式-Localizing the 2030 SDGs by Accelerating Rural Development-を実施しました

SDGs達成に向けて世界中で革新的な努力を続けるGRIPS修了生に贈られる賞「GRIPS SDGsアワード」の第2回授賞式を2021年6月7日に実施し、受賞者のインドネシア労働省事務総長アンワル・サヌシ氏による受賞記念講演をオンラインで広く公開しました。

 

楯賞状

 

■GRIPS SDGsアワードは、グローバル社会のための光となりうる
 ―UNDP近藤哲生駐日代表メッセージ―

 

授賞式は田中明彦学長の開会挨拶により幕を開け、続けて国連開発計画(UNDP)駐日代表の近藤哲生氏によるメッセージを頂戴しました。

近藤代表は2015年に国連でSDGsが採択されて以来、日本社会における2030アジェンダおよびSDGsの導入・普及に取り組んでおられます。kondo

 

 

SDGsの達成目標年である2030年まで残り9年と迫り、達成に向けた政策を迅速に進めていく必要がある中で実施された本アワードは、グローバル社会の光となりうると指摘。意思決定に際して科学的根拠が求められる中、この賞は科学の力と人間の未来を示すものであり、今後も世界の持続的発展における教育研究の力を示し続けることを期待する、と結びました。

 

 

■誰も取り残さないのは、国家の義務―アンワル・サヌシ氏受賞記念講演

 

sanusi受賞者のアンワル・サヌシインドネシア労働省事務総長は、日本政府(文部科学省)奨学金による国費外国人留学生としてGRIPSで学び、2007年に博士号を取得しています。

受賞記念講演では、インドネシア村落途上開発地域・移住省の事務総長として、村落や地域の強化を通じたインドネシアの開発を目指すジョコ・ウィドド大統領の政策を支えるべく2015年5月から2020年8月にかけて実行した今回の受賞プロジェクト「Localizing the 2030 SDGs by Accelerating Rural Development」の具体的な取組についてお話しいただきました。

 

「誰も取り残さない」 というSDGsの原則は、開発から誰も取り残さないことを保証する国家の義務を意味する、と話すサヌシ氏。

本プロジェクトにおいてはSDGsを地方、特に農村部レベルに浸透させるため様々な取組を行い、さらに2020年にはこれらの取組の効果を図る調査が行われたことや、その結果についても詳しく説明しました。

また、今後の予算配分等検討の参考とするための新たなデータ収集が行われており、COVID-19の影響を受けながらも、インドネシアでのSDGsの達成に向けた取組が前進していることを強調しました。

 

講演後にはサヌシ氏の指導教官であったGRIPSの大山達雄名誉教授からのコメントと、GRIPS学生4名からの質問があり、活発な議論が交わされました。

 

大山先生

 

今回の受賞記念フォーラムの参加者は170名を超え、大盛況のうちに幕を閉じました。

GRIPS SDGsアワードは、間もなく第3回の応募受付を開始します。

是非多くの修了生に応募していただき、GRIPS修了生のSDGs貢献に向けた活動、尽力を広く知っていただく機会としていきたいと思います。

※募集要項は、決まり次第GRIPSウェブサイト上でお知らせします

→8月4日、応募受付を開始しました。要項等はこちらからご覧ください。(締切:12月17日)

 

 

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

TEL : 03-6439-6000     FAX : 03-6439-6010

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