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2021.6.14

西村淸彦特別教授が第1回日本統計学会中村隆英賞を受賞しました

 nishimura

 

 

 

 

 2021年6月12日、日本統計学会は、経済統計の研究及び実務並びにこれに関連する分野の分析,理論,手法等の発展において顕著な業績のあった個人を顕彰する日本統計学会中村隆英賞の第1回受賞者を本学の西村淸彦特別教授に決定すると発表しました。

 

 西村特別教授は、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了後、米国イェール大学にて博士号を取得しました。その後、日本銀行副総裁、東京大学大学院経済学研究科長・経済学部長等を経て、2016年より本学に在籍しています。

 

 西村特別教授の専門は理論経済学・経済統計・中央銀行論。もともとはニュー・ケインジアン的な立場からマクロ経済学のミクロ的基礎に関する理論を研究の中心としていましたが、本源的な不確実性(ナイト流不確実性)の数理経済学的研究、財価格形成のメカニズム、不動産価格インデックスの組成、日本企業の生産性に関する実証研究等、幅広い分野での論文を多く著しています。

 

日本銀行副総裁在任時は 2007 年のパリバショック、2008 年のリーマンショックに端を発する国際金融不安と世界経済急収縮の危機的状況に直面し、米・欧・日の三極を主軸とする中央銀行の様々なレベルの国際協調による実務的対処に大きく貢献。また 2011年のケインズ『一般理論』出版 75 周年記念コンファレンスで、金融危機の裏にある人口動態の重要性と信用膨張との連関を夙に指摘し、最近に至る人口動態と経済活動に関する議論の嚆矢となりました。

 

 これまでにも、1992年・2018年の二度にわたる日経・経済図書文化賞受賞や2015 年秋の紫綬褒章受章など、国内外で評価されてきましたが、今回の日本統計学会中村隆英賞により、さらにその研究成果が高く評価されていることが明らかになりました。授賞式は、2021年度統計関連学会連合大会内で開催される日本統計学会会員集会にて行われる予定です。

 

・日本統計学会ウェブサイトによる発表はこちらをご覧下さい。

・西村特別教授プロフィールはこちらからご覧ください。

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

TEL : 03-6439-6000     FAX : 03-6439-6010

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