第2回 GRIPS SDGsアワード受賞者の発表
GRIPSはSDGs達成への貢献を重要事項と位置付けています。その一環として、現代の環境・社会・経済的な課題の解決に向けて世界中で革新的な努力を続けるGRIPS修了生を表彰し、その取り組みをさらに加速させるため、2019年にGRIPS SDGsアワードを創設しました。
第1次審査で4名の候補者に絞られ、最終審査に進みました。難しい選考となりましたが、最終審査の結果、第2回GRIPS SDGsアワード受賞者は、アンワル・サヌシ氏に決定しました。おめでとうございます!同氏は1998年にGRIPSの前身である埼玉大学大学院政策科学研究科で修士号を取得、2007年にGRIPSで博士号を取得しています。
アンワル・サヌシ氏には2021年6月7日のオンラインGRIPSフォーラムで、今回受賞した取組についての講演を行っていただく予定です。
受賞者のプロフィール
1994年の入省以来、政府機関での様々な経歴を積み重ねてきました。
2015年5月から2020年8月までは、村落途上開発地域・移住省の事務総長として、村落や地域の強化を通じたインドネシアの開発を目指すジョコ・ウィドド大統領の政策を支える役割を果たしました。
現在はインドネシア労働省事務総長を務めています。
GRIPS SDGsアワード受賞プロジェクト
ジョコ・ウィドド政権下での地域開発はインドネシアにとっての大きなパラダイム転換であり、その象徴が、村落・途上開発地域・移住 (再定住) 地域の開発促進を担う村落途上開発地域・移住省の設立でした。
新設された省は現在、インドネシアの地域開発の中心的役割を担う「村落開発の加速による2030 SDGsの地域化(Localizing the 2030 SDGs by Accelerating Rural Development)」プロジェクトの企画・実施・管理を担当しています。
アンワル・サヌシ氏は、元村落途上開発地域・移住省事務総長として、プロジェクト管理や様々なステークホルダーとの連絡窓口を務めました。また、開発パートナーとの交渉や関係構築の責任者として、同省が担う政策の実施とプロジェクトの達成を主導しました。
第2回GRIPS SDGsアワードショートリスト
名前 |
出身国 |
プロジェクトタイトル |
Rukarwa Lorraine | ジンバブエ |
Food for Assets Programme |
Saurabh Kumar | インド |
EESL's National Lighting Programmes - Domestic (Unnat Jyoti by AffordableLEDs for All (UJALA)) and Public Lighting (Street Lighting National Programme) |
Anwar Sanusi | インドネシア | Localizing the 2030 SDGs by Accelerating Rural Development |
Arianne Dacalos | フィリピン | 1DdO Helpline (One Davao de Oro Helpline) |