大学案内

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海外インフラ展開人材養成プログラム

近年、国土や社会基盤に関わるわが国の技術やノウハウを海外へ展開することの重要性が広く認識され、様々な分野におけるインフラ技術やインフラシステムの海外展開が進められています。一方、これらを担う人材は不足しており、高度な人材養成は喫緊の課題です。本プログラムは、こういった現状を背景に、2019年度より産官学の共同により新たに立ち上げたプログラムです。

受講者は、国内の政府系機関、建設コンサルタント、建設会社、鉄道事業者等のインフラ事業者等の中堅職員で、特に海外業務に従事予定で、海外インフラに関する業務経験が少ない、あるいは、未経験の方(技術系・事務系は問わず)を対象としています。

 

プログラムの目的

わが国の質の高いインフラの整備を事業展開するにあたり、社会経済環境や歴史的事情の違いに加え日本国内とは異なる基準、制度や入札契約方式、慣行や文化の違いが事業参入の障壁となっているケースもみられます。これらの課題に対応すべく、苦労されてこられた方々の知見や経験を共有する機会を提供する場として本プログラムは企画されました。

本プログラムでは、以下を目的としています。

1)海外でインフラ事業を展開する際の基礎知識の習得。

2)経験を踏まえた実践的な演習を通じた課題解決スキルの習得。

3)他業種の参加者との交流によって得られる多様な視点・ネットワークの獲得・強化を行い、海外インフラ事業の現場で活躍できる人材を養成する。

 

海外インフラ展開人材養成プログラム運営委員会(実施時)

委員長:家田 仁(政策研究大学院大学 教授)

相談役:森 昌文(国土交通省 事務次官)

副委員長:  小澤 一雅(東京大学 教授)、菊地 身智雄(国土交通省 技監)、作中 秀行(日本工営株式会社 技術本部長)、田中 利春(鹿島建設株式会社 特別参与)、中井 雅彦(東日本旅客鉄道株式会社 副社長)

特別顧問:森地 茂(政策研究大学院大学 教授)、廣瀬 典昭(日本工営株式会社 顧問)

委員:以下の団体からの委員を構成メンバーとしています。

 国土交通省、独立行政法人 国際協力機構、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社、日本工営株式会社、日本コンサルタンツ株式会社、八千代エンジニヤリング株式会社、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル、鹿島建設株式会社、清水建設株式会社、五洋建設株式会社、株式会社大林組、大成建設株式会社、成田空港株式会社、日本空港ビルデング株式会社

 

委員長メッセージ

政策研究大学院大学

教授 家田 仁

本プログラムの特長は、産学官各界から集まる受講生の多様性と、2週間の短期集中型プログラムであるという点である。1年以上の準備期間を経て、2019年9月に開催した第1回プログラムでは、政策立案者、事業発注者、建設コンサルタント、建設業者、事業運営者など異なる立場の中堅クラスの有望実務者が参加した。

この2週間では、学識者の講義に加え、実務者を講師とするケーススタディ講義を重視した。ケースメソッドによるディスカッションなどのグループワークを重点的に行い、多様性を活かしたグループ編成により参加者が俯瞰的な視野と広い見識を身につけることを目標とし、プロアクティブな活動を通じた自己啓発にも力を入れた。

今後も、産学官連携を強化しながら発展的に本プログラムを継続し、世界に貢献する海外インフラ展開人材を数多く養成し、現場で活躍していただくことを期待する。

 

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家田教授による特別講義『通説を疑ってみる勇気』

 

参加者の声(「第1回海外インフラ展開人材育成プログラム」にご参加)

日本工営株式会社

流域水管理事業部 上下水道部

佐々木 司 様

本プログラムは、「スコープ(視野)を広げる」「通説を疑ってみる勇気を持つ」というテーマのもと、発注者、ゼネコン、コンサルの中堅社員29名が2週間集まり、海外案件で生き残る術を学ぶ研修でした。今後、海外へ挑戦する方々へ本プログラムの特長を3つご紹介させて頂きます。

国内案件12年の私にとって「海外案件は文書主義、性悪説で臨まなければならない、三者関係のConflictを恐れてはいけない」という講義内容は重く、要員不足の国内市場から海外へ挑戦することに尻込みする話が多かったのですが、グループワークを通して三者の立場で利害の対立はあるが、対話はできることを体感することができました。最初の1週間目はよそよそしい雰囲気で始まったグループワークでしたが、同じ釜の飯を食べながらディスカッションを繰り返すことで、2週間目には本音でぶつかり合う信頼関係が生まれていました。

二つ目は、「設計思想、基準書の違い」「FIDIC約款等、契約書の違い」といった海外実務ですぐに使える図書を学べた事が有意義でした。33コマのパワポはどれも相当な時間をかけて準備されており、講師のリアルな業務経験、失敗談をもとに構成されているため、膨大な量でも要点が心に残りました。

三つ目は、GRIPSという研修環境です。会社と隔離された大学という空間は研修に集中でき、昼食も用意されるため休み時間を受講生同士の人脈形成に充てることができました。GRIPSのメールアドレスも付与されるので転職後も連絡を取り合うことが可能です。

最後に2週間貴重な学びの機会を与えて頂いた、事務局、講師、運営委員会の方々をはじめ、不在中の仕事をフォローして下さった会社の方々に厚く感謝申し上げます。

 

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「第1回海外インフラ展開人材養成プログラム」の参加者の皆様と講師陣

 

 


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