研修事業
2024.10.17
カンボジア経済財政省研修を実施しました
政策研究大学院大学では、2024年10月14日から17日まで、カンボジア経済財政省からの要請を受け、同省の職員20名を対象に研修を実施しました。本研修は2017年の初回以来、7年ぶり2回目の実施となりました。
今回の研修では、同省から要望のあったテーマ(リーダーシップスキル、課題解決、意思決定、マネジメント技術の統合)に基づき、GRIPS教員及び外部講師による講義に加え、総務省への訪問を行いました。研修参加者は、知識創造理論、効果的な課題解決、政策決定の技法等について学ぶと共に、総務省訪問では行政DXの概要及び行政相談チャットボットに関する説明を受け、行政とナレッジマネジメントに対する理解を深めました。
最終日は、知識創造理論の実践編として研修参加者が4人1組のグループに分かれ、10年後(2034年)の雑誌記事作成という課題に取り組みました。個々が思い描く将来の夢をグループのメンバーと共有し、対話を重ね、グループとして実現したい未来像を大判用紙の上に書き上げました。限られた時間内での作業は難易度が高かったようですが、発表の場ではそれぞれが達成感を味わい、お互いに刺激を受けていることが伺えました。
最後の振り返りでは、参加者から「有意義な研修であった」「理論と実践の両面が学べた」「知識創造理論の講義が印象深かった」等の感想が述べられました。続いて本研修プログラムディレクターの高田寛文教授(副学長・グローバルリーダー育成センター所長)から参加者全員に修了証書が授与され、研修が終了しました。