研修事業

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2018.6.22

フィリピン上院議員、上院・下院事務局幹部向けに研修を実施

本学では2018年6月18日~22日の5日間、フィリピンのジョセフ・ヴィクトール・エヘルシート上院議員率いる研修団を受入れて、短期研修を実施しました。

 

同研修はフィリピン開発アカデミー(DAP)から要請があったもので、日本の公的部門におけるリーダーシップのあり方と立法過程・国会・行政府の仕組みを学び、フィリピンの事例と比較して、今後の業務に役立てることを目的としています。参加者は、エヘルシート上院議員を始め、上院・下院事務局の幹部職員とDAP職員の計31名です。本学の教員による講義に参加したほか、三鷹市と国会(衆議院事務局)を訪問しました。

 

国会議事堂を訪問

国会議事堂を訪問

      

本学では、堀江正弘名誉教授と立教大学の西原文乃助教がリーダーシップに関する講義を行い、公的部門におけるリーダーシップのあり方、知識創造理論とその事例について学び、議論しました。その後、西原助教の講義で紹介された三鷹市を訪問し、市政と市民が協働するための組 織的な基盤や仕組みと、市民参加に至るプロセスや双方の努力について、お話を伺いました。

 

堀江名誉教授とリーダーシップについて議論

堀江名誉教授とリーダーシップについて議論


三鷹市訪問

三鷹市訪問

 

後半は、本学の高田寛文教授から省庁間連携や中央・地方行政の関係、日本における立法過程のあり方や予算編成について詳しく学びました。また、増山幹高副学長からは日本の政党や選挙制度について講義を受け、研修生からは投票の仕組みなど具体的な質問が多く出されました。竹中治堅教授からは国会に関する仕組みや権力構造について説明があり、エヘルシート上院議員をはじめ研修生と率直な質疑応答や意見交換がなされました。

 

その後、国会衆議院事務局を訪問し、向大野事務総長のご挨拶に始まり、職員の方々から立法手続きと国会における予算審議過程についてブリーフィングを受け、矢尾板委員部長によるファシリテーションのもと、同席頂いた17名の衆議院事務局の皆様と研修団との間で、質疑応答や意見交換を行いました。日本とフィリピンにおける仕組みの違いや、事務局職員としての課題や問題点など、理解を深めることが出来ました。

 

衆議院事務局での意見交換

衆議院事務局での意見交換

 

最終日のラップアップでは、DAP担当者のファシリテーションにより、個人の感想をまとめ、4つのグループに分かれて1週間の研修で学んだ内容と実践したいことを議論して全員の前で発表しました。その後、プログラム・ディレクターの横道清孝副学長より修了証書が授与され、充実した5日間の研修を無事終えました。

Senator JV Ejercito and Prof. Tanaka, President of GRIPS

エヘルシート上院議員と田中学長

 

with Program Director, Prof.Yokomichi

プログラムディレクターの横道副学長と

 

ご協力頂いた三鷹市と衆議院事務局の皆様、ありがとうございました。

 

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