研修事業

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2017.12.20

ラオス党幹部向け研修2017を実施しました

政策研究大学院大学(GRIPS)では、2017年12月11日~12月20日の10日間、ラオス政府の副大臣級幹部20名および随行者1名を迎えて、日本の行政システムやリーダーシップなどに関する研修を実施しました。

本研修は、ラオス共産党中央組織人事委員会から依頼を受けて実施したものですが、在ラオス日本大使館、独立行政法人 国際協力機構(JICA)の支援を得て実施されました。

 

研修では、研修責任者の堀江正弘教授(本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長)をはじめとして、GRIPSの高田寛文教授、恒川惠市特別教授、園部哲史副学長、および高木佑輔助教授による講義を行い、日本の行政システム、地方行政、行政改革、リーダーシップ、日本の近代化と開発戦略、戦略的パートナーシップなどについて学び、理解を深めました。

 

研修4日目の12月14日午後には総務省を訪問し、地方創生と地域づくりについてのブリーフィングを受けた後、宮地毅総括審議官を表敬訪問し、意見交換を行いました。

 

また、12月17日~18日には、京都市と豊田市を訪れました。京都では伏見稲荷や金閣寺を訪れ、日本の伝統建築や神道と仏教の併存する歴史・文化に触れました。また、ラオスから贈られたアジアゾウがいる京都市動物園も訪問し、京都市動物園からは園内を丁寧にご説明頂きました。翌日、豊田市では、午前中にトヨタ自動車株式会社の堤工場を訪れ、多様なロボットと少数の人が効率良く働く工場内で、車輌組立ての工程を見学しました。午後は、豊田市役所から、地方自治体の具体的事例として、同市の財政状況と予算編成、人事・組織管理についての説明を受けました。その後は、環境に配慮した未来型都市実現に向けた自治体独自の取組みについて、「とよたエコフルタウン」を見学しながら聞くことが出来ました。どの訪問先でも歓待され非常によい研修訪問となりました。

 

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GRIPSでの研修の最終日の12月19日は、堀江教授によるラップアップ・セッションとして全体の補足の講義と質疑応答が行われ、研修生からは、多くの質問とともに、もっと深く学びたい、各自治体の現場を見たいという希望や、研修の今後の継続を望む声が多く聞かれました。ラップアップ・セッションの後に修了式が行われ、修了式では研修生全員に修了証が授与されました。夜は、外務省、JICAとの共催でレセプションを開催し、多くの関係者が集い、盛会となりました。

 

翌日12月20日はJICA本部を訪問し、今後の日本とラオスの協力について率直な意見交換を行いました。また、昼には日本・ラオス友好議員連盟に昼食のご招待を頂き、議員の方々と親睦を深めました。午後には外務省に河野外務大臣を表敬訪問し 、今回の研修の報告を行いました。研修団は10日間の研修を修了し、12月21日に帰国しました。

 

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