政策研究大学院大学では、平成29年11月6日～11月10日の5日間、カンボジア経済財政省（MEF：Ministry of Economy and Finance）の職員16名を対象に、日本の行政システムや政策、MEFよりリクエストがあった各行政機関を訪問する研修を実施しました。

本研修プログラムでは、研修責任者の高田寛文教授と、堀江正弘教授（本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長）、による講義を実施し、研修生は、日本の行政システム、地方行政と地方分権、地方公務員制度、地方財政と財政分権について学び、理解を深めました。

研修2日目の午後には、総務省を訪問し、地方創生と地域づくりについてのブリーフィングを受ける中で、地域おこし協力隊やふるさと納税などの政策に興味が集まり、積極的な質問が多く出ました。

また、研修4日目には、1日をかけて埼玉県を訪れました。午前中の埼玉県庁訪問では、砂川裕紀企画財政部長を表敬し、県の財政状況と予算編成、人事・組織管理についての説明を受けました。午後はさいたま市役所を訪れ、細田眞由美教育長を表敬し、市の予算編成や市の教育行政について、お話を聞くことが出来ました。どの訪問先でも歓待され非常によい機会となりました。

最終日は、高田教授によるWrap-upセッションで、全体の補足の講義と質疑応答が行われ、研修生からは、講義に対する賞賛ともっと深く学びたい、各自治体の現場を見たいという希望の声や、充実した1週間だった、今後の業務に活かしたいという声が多く聞かれました。修了式では研修生一人一人に修了証が授与され研修を修了しました。