研修事業

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2017.11.29

ベトナム共産党副大臣級幹部研修(2017年10月)を実施しました

政策研究大学院大学では2017年10月16日から25日までの10日間、ベトナム共産党中央委員会組織人事部からの要請を受けて「ベトナム共産党副大臣級幹部研修」を実施しました。本研修は、今回が7回目となります。選抜された共産党副大臣級幹部等21名を対象に、ベトナム側より要望のあったテーマに沿って講義や訪問を行いました。

 

講義では、研修責任者の堀江正弘特別教授(グローバルリーダー育成センター所長)をはじめ、本学の白石隆名誉教授、園部哲史副学長、森地茂アカデミックフェロー、下村郁夫教授、橋本久義客員教授、渡邉泰之准教授のほか、Tran Van Tho氏(早稲田大学教授)、木下智博氏(お茶の水大学客員教授、元本学教授)、長谷川真一氏(日本ILO協議会専務理事)が講師となり、日越戦略関係、 日本の現代化と発展戦略、交通政策、中小企業支援政策、金融政策、労働法制、日本の政治・行政システムや公務員制度、政策決定・執行・評価、行政改革、 リーダーシップの在り方について学ぶ機会を提供しました。ベトナムで要職に就く研修生からも、活発な質問や意見が出される場面が見られました。

 

講義のほかに、都内では総務省を訪問し、若生総務審議官に表敬したのち、行政評価局から評価監視と行政相談について、行政管理局から行政不服審査に関する講義を受けました。ベトナムで同様の業務を管轄する研修生を中心に、日越での具体的な運用の問題点や疑問についても意見交換や質疑応答を行いました。

 

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また、地方訪問では福井県(鯖江市・福井市)と石川県(小松市・金沢市)を訪れ、福井県立大学及び北陸AJEC(北陸環日本海経済交流促進協議会)のご協力のもと、ベトナムとも繋がりのある4社(シャルマン、フクビ化学工業、セーレン、コマツ)を訪問させて頂いたほか、経済界幹部の方々を対象とした経済セミ ナーが開催され、研修団からもベトナム事情について講演を行いました。

研修生は、このような交流を通して日越間の経済関係や絆を深めたほか、地元ボランティアのご案内により兼六園や金沢城、ひがし茶屋を訪れ、日本の様々な側面を知ることができたようです。

 

最終日には、講義や訪問を通して出た疑問点について話合い、修了式を行いました。研修生にとって充実した10日間になったようです。

 

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