政策研究大学院大学では、マレーシア国立科学大学の行政改革・生産性センター（PIPPA)から要請を受けて、平成29年5月10～12日までの3日間、マレーシア側で選抜された研修生27名向けに「パフォーマンスを高める組織文化の構築」をテーマに研修を実施しました。
この研修は、PIPPAが実施する連邦政府・州政府・地方議員等に対する海外研修の一つと位置付けられており、本学は過去の研修事業が評価されて日本でのパートナーとして選ばれ、初めてマレーシアの機関を対象に実施したものです。

講義では、研修責任者の堀江教授（本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長）、経済産業省秘書課の前田課長補佐、総務省行政評価局の讃岐局長、本学の渡邉准教授、立教大学西原助教授から、日本の政府機関・自治体・企業の組織文化に関する講義を行い、総務省の職場を訪問させて頂きました。
総務省行政評価局では、讃岐局長から行政改革や総務省の役割・業務・働き方についてお話を伺ったあと、同省の昔ながらのオフィススペースと新たに取り入れたフリーアドレス制の職場を見学させて頂き、伝統的な組織文化と職場環境における新たな取組みを垣間見ることが出来ました。

最終日のラップアップでは、各研修生が3日間で学んだ事と帰国後に職場で導入したいこと、日本とマレーシアの違い、など様々な気づきを報告し、修了証が授与され、研修を終了しました。