平成28年7月11日から7月15日までの5日間、国際協力機構（JICA）の要請を受けて、バングラデシュ政府の内閣府次官、次官補、反汚職委員会事務局長等関係幹部に対して、Good governance及び汚職、腐敗防止対策に関係する日本等の制度、組織、活動等についての講義、関係官庁への訪問・ブリーフィング・意見交換、ワークショップから成る研修を実施しました。

この研修では、研修責任者である堀江正弘特別教授（グローバルリーダー育成センター所長）の講義を中心に、総務省および人事院への省庁訪問も行い、実務担当課長等から、行政評価制度、行政相談制度、行政情報公開制度、行政不服審査制度、国家公務員倫理制度についてブリーフィングを受けました。

本研修に多大なる関心を持たれた、モハメッド・シャフィウル・アラム内閣官房長官も本研修に一部参加され、省庁訪問等に同行されました。また、研修参加者、GRIPSのバングラデシュ人学生他、関係者を対象とした講演を開催し、シャフィウル長官がバングラデシュのGood governanceの現状や、今後の課題について意欲的にお話されました。

最後に、研修団は、本研修から得た知識・経験やノウハウ等について振り返り、最高の研修であったとのコメントを寄せ、今後のバングラデシュ国内での研修に向けての意欲を多く語り、本研修を修了しました。