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2018.6.1

タイ若手幹部候補公務員研修2018を実施

 政策研究大学院大学では、タイ王国政府人事委員会(Office of Civil Service Commission)の要請を受けて、平成30年5月21日から6月1日までの12日間、PMLTP(Public Management and Leadership Training Program)研修プログラムを実施しました。本研修は2007年にスタートして以来、毎年実施している受託研修で、今年で通算12回目の実施となります。今回はタイ政府から選抜された若手幹部候補公務員15名が参加しました。
堀江lec  WS全体

 

  研修プログラムでは、研修責任者の堀江正弘名誉教授(グローバルリーダー育成センター所長)をはじめ、本学の増山幹高副学長、原洋之介客員教授、森地茂アカデミックフェロー、井川博名誉教授、橋本久義名誉教授、有本建男客員教授、大田弘子教授、株田文博教授、小野太一教授、さらに、産業技術総合研究所・人工知能研究センター副研究センター長 市川類氏と、文部科学省大臣官房国際課国際協力企画室長 原田大地氏による、全15回の講義を行いました。日本の政治と課題、行政制度・運営、政策の立案・実施・評価、日タイ関係、都市・交通政策、日本経済と経済・財政政策、地方行財政及び地方分権と改革、21世紀のリーダーシップ、農業政策、少子高齢化と社会保障、グッドガバナンスと行政改革、産業政策、人工知能、科学技術政策、学校教育制度など広範囲な分野・事項について理解を深めました。

 

 また、中央省庁若手職員や民間企業の若手幹部、本学の留学生、日本人学生、合計22名が参加したワークショップにおいては、国や職種を越えた同世代の若きリーダー候補たちが一堂に会し、充実した意見交換を行いました。

 

 訪問先の経済産業省では、日本のエネルギー政策、日タイ経済関係について、環境省では、日本の大気環境政策、廃棄物行政、気候変動対策についてブリーフィングを受けました。

 

 東大寺全体2泊3日の京都・奈良地方研修旅行では、高田寛文教授の引率で、奈良県庁・京都府庁・京都市役所を訪問し、奈良県・村井浩副知事、京都府・山下晃正副知事、京都市・植村哲副市長を表敬訪問するとともに、奈良・京都の観光政策や環境施策の取り組み、東京一極集中の是正などについてブリーフィングを受けました。京都市では、地元企業「月桂冠」の大倉記念館を訪問して日本の醸造文化に触れました。「京都市景観・町づくりセンター」では、町屋の保存についてレクチャーを受け「らくたび京町家」を訪問して町なかに保存されている町家を見学・体験しました。

 関西では、移動時間を利用して京都・嵐山を散策、天龍寺を参詣した他、金閣寺、奈良の東大寺など、短時間ながら歴史的名所の訪問もできました。
 

  研修の終盤では、研修生全員が2週間の研修を総括するレポートを作成して提出。研修最終日には「リーダーシップとは」をテーマに各自で意見発表を行い、堀江名誉教授がひとりひとりの発表内容について講評し、最後に研修生全員に修了書を授与して研修を終了しました。

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

TEL : 03-6439-6000     FAX : 03-6439-6010

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