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2017.5.11

北京大学現代日本研究センター博士学生との学生交流・東京駅見学を行いました。

~駅空間と駅機能における日中の共通性と相違点~

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5月10日(水)、北京大学現代日本研究センターの博士学生20名と東京大学および本学の学生合わせて17名が、東京駅見学および学術交流を行いました。

 

北京大学現代日本研究センターは、現代の日本に関する適切な知識と専門的知見を備えた中国人専門家・研究者を養成することを目的として、独立行政法人国際交流基金と中国教育部の合意のもと設置された教育プログラムで、本学の教授陣はそのカリキュラム等の協議や講義提供を担当しています。第12期目の今年は、北京大学社会科学系学部に所属する博士課程学生20名を対象に受入れています。この日の交流事業は、カリキュラムの総まとめとなる約2週間の訪日研修の一環として行われたもので、約半年間北京大学の講義で得た知見をもとに実際の日本社会を見聞し、日本に対する理解をより深めることがねらいです。

 

この日は、東京駅の見学、講義、ディスカッションを通して駅空間と駅機能について日中の共通性・相違点について考察し、学生間対話・交流を行うことを目的とし、本学の家田仁教授とJR東日本の協力を得て企画されました。

 

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まず、家田教授とインフラ政策コースの学生による東京駅に関するブリーフィングの後、JR東日本の社員の案内で東京駅各所を見て回り、北京大学の学生が北京南駅についてプレゼンテーションを行いました。そこで得た知識・情報をもとに行われたグループ討議では、30分という短い時間にも関わらず積極的な意見交換が交わされ、これまで北京大学で講義を担当してきた家田教授も、北京大学の学生の熱心さに感心し高く評価していました。

 

DSC_0144本学から参加した博士課程 安全保障・国際問題プログラム所属のクルトゥシュ・オクタイさんは、自身の専門分野ではないインフラや都市計画について、中国人学生とのディスカッションを通して短時間で様々な発見をすることができたと話し、特に、「東京駅が人々の移動のためにデザインされた空間であることに対し、北京南駅は空港のように待機を前提としてデザインされていることについて良く理解することができました。また、東京駅が江戸時代の五街道の起点である日本橋の近くに位置し、そこを中心に商業や人々がよくまとまっていることから、日本の歴史と鉄道の駅が互いにリンクしている印象を受けた。」また、北京大学の学生と思いがけない素晴らしい出会いがあり、今後も連絡を取り合うような友人ができたことが一番の収穫だったと話していました。

 

 

文責:企画室広報担当

 

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

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