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2016.2.1

博士課程在籍のBen Bansalさんが自身の書籍「Architectural Guide Yangon」についてプレゼンテーションを行いました。

bansal

 

本学の学生たちは、研究対象や専門とは別に趣味等に対する造詣が深く、非常に興味深いストーリーを持っている者が多い。建築物とアジアに強い関心を寄せるドイツ出身学生Ben Bansalさんもその一人である。彼はミャンマーの都市ヤンゴンに魅せられ、その歴史や昨今の情勢をより理解する一つの方法として、都市建築物の記録に努めてきた。1月27日(水)、本学の学生たちが自国の経済・歴史文化・政策等について紹介し合うランチセミナー(Brown Bag Lunch Session)にて、Ben Bansalさんは今月初旬にヤンゴンで出版発表した自身の書籍についてプレゼンテーションを行った。

 

この書籍は、植民地時代以前、植民地時代、独立後から現在に至るまで、全部で110もの建築物を記録しており、急速な変化の中にあるミャンマーの都市部にみなぎるエネルギーが感じられる内容となっている。またこの書籍は、写真家で建築家のManuel Oka氏と、広報・宣伝専門のElliott Fox氏との共著であり、質の高い写真に加えて、建築学上の解説、都市史が融合している。単なる建築物ファンのみならず、ヤンゴンやミャンマーに関心のある全ての者にとって必読書と言える。

 

プレゼンテーションの最後に、Ben Bansalさんは仲間の学生に向けて、こうした出版物の制作過程や2年間の制作期間に対するモチベーションについてコメントした。この書籍は本学の図書館で閲覧が可能で、間もなく日本でも購入できる。

 

(取材・文責:企画室広報)

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