科学雑誌「Science」の出版元で、科学界の進展等を推進する世界最大級の学術団体・アメリカ科学振興協会（American Association for the Advancement of science）が、今月23日、毎年恒例の「AAAS フェロー」を発表。本学の教員で科学技術政策専門の永野博氏がAAASフェローとして選出されました。

AAASフェローは1874年に始まり、科学の応用に関して、科学的・社会的に著しく尽力したと認められる者で構成されており、世界各国の研究者等が名を連ねています。永野氏は、日本における研究開発の評価・測定・企画立案に関するリーダーシップ、及び科学技術の国際対話の発展を牽引したとして選出されました。今年の選出メンバーは347名です。

永野博

慶應義塾大学にて工学士・法学士の学位を取得、1973年科学技術庁入省。2002年より文部科学省国際統括官及び日本ユネスコ国内委員会事務総長、その後、文部科学省科学技術政策研究所長、科学技術振興機構（JST）理事を務め、2007年より本学教授に就任し、2013年より非常勤講師。また、現在、JST研究開発戦略センター特任フェロー、中国科学院科技政策・管理科学研究所招聘教授、経済協力開発機構（OECD）科学技術政策委員会グローバルサイエンスフォーラム議長、慶應義塾大学特別招聘教授などを務めている。

http://www.grips.ac.jp/list/jp/facultyinfo/nagano_hiroshi/