政策研究大学院大学では、ベトナム共産党中央委員会組織人事部の研修担当部門からの要請により、平成27年4月6日から4月16日までの12日間、ベトナム共産党副大臣級幹部研修プログラムを実施しました。本研修は、今回が3回目の実施となり、ベトナム側で選抜された共産党副大臣級幹部14名が研修生として来日しました。

研修プログラムでは、研修責任者の堀江正弘教授（本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長）をはじめ、本学の白石隆学長、園部哲史副学長、森地茂アカデミックフェロー、安藤尚一教授、道下徳成教授のほか、トラン・ヴァン・トゥ氏（早稲田大学教授）、岡田秀一氏（ＮＥＣ執行役員副社長、元経済産業審議官）や石原信雄氏（元内閣官房副長官、地方自治研究機構会長）による講義等を通じて、日越戦略関係、現代化と発展戦略、日本の政府と行政、日本の統治機構、政府の役割、公務員制度、政府の倫理と腐敗防止対策、安全保障政策、交通政策、災害対策、リーダーシップと補佐官の在り方等、幅広く学びました。

東京では、国会議事堂を見学し、また、日本経済団体連合会を訪問し、日本ベトナム経済委員会の委員長等ベトナムと関係がある経済界リーダーとの対話を行いました。

地方研修旅行では、京都、神戸を訪問、神戸市役所、兵庫県庁では、危機管理に関するあり方や防災に関する取り組みについて、自治体職員の方々より生きた情報を学びました。

研修最終日は、堀江教授によるWrap-upセッションが持たれ、修了式では堀江教授から研修生一人一人に修了証が授与され、研修を終了しました。