政策研究大学院大学では、ベトナム共産党中央委員会組織人事部の研修担当部門からの要請により、平成25年10月3日から10月11日までの9日間、ベトナム共産党副大臣級研修プログラムを実施しました。本研修は、ベトナム側で選抜された共産党副大臣級幹部17名が研修生として来日しました。

研修プログラムでは、研修責任者の堀江正弘教授（本学特別教授、グローバルリーダー育成センター所長）をはじめ、本学の白石隆学長、園部哲史教授のほか、杉本陽一氏（セコム株式会社執行役員）、トラン・ヴァン・トゥ氏（早稲田大学教授）による講義等を通じて、日越戦略関係、現代化と発展戦略、日本の統治機構、政府の役割、公務員制度、行政組織の運営と幹部公務員の役割、リーダーシップの在り方等、幅広く学びました。

東京では、新藤義孝総務大臣を表敬訪問するとともに渡会修行政評価局長等から業務についてレクチャーを受けました。また、林芳正農林水産大臣を表敬訪問しました。自民党本部では、伊藤信太郎国際局長等国会議員と対話をしました。そして、日本経済団体連合会を訪問し、日本ベトナム経済委員会の高橋恭平委員長等ベトナムと関係がある経済界リーダーとの対話を行いました。最後に議員会館を訪れ、7月にベトナムを訪問された坂本哲志前総務副大臣の表敬訪問も行いました。

地方研修旅行では、宮城県を訪問し、宮城県副知事、仙台市長等を表敬訪問し、宮城県では東日本大震災発生時からの対応など防災対策について、仙台市では震災からの市の復興取り組み等について講義を受けました。また、東日本大震災の被災地も視察しました。

研修最終日は、堀江教授によるWrap-upセッションが持たれ、修了式では堀江教授から研修生一人一人に修了証が授与され、研修を終了しました。