ニュース・イベント

ニュース・イベント

イベント案内

2012.2.2(木) 開催

GRIPS・JBIC Joint Forum

 タイは、日本人にとって最も親しみのある国のひとつです。また、多くの日本企業にとっては有望な進出先であり、自動車、電機・電子、精密機械、食品加工などの分野で長年にわたり直接投資が行われています。また、近年では、中間層の拡大もあって、タイは市場としても重要な投資先となっており、サービスやソフトパワーといわれる分野でも、日本の存在感が増しています。
一方、2011年後半には、タイ中部を襲った洪水が甚大な被害をもたらしました。このため、自然災害などに対して堅固な国土の整備・開発の重要性への認識が高まっており、とりわけ都市や広域のインフラ整備とそのためのファイナンスが新たな課題となっています。そして、国土開発のあり方は、外国直接投資の受入態勢とも関連づけられることから、タイ経済のさらなる発展の方向性をも左右する課題ともいえます。
こうした経済面での新たな課題に加え、2011年8月のインラック政権発足後も、タイ国内ではタクシン派と反タクシン派との対立を背景とする政治問題が存在しています。このような対立は、都市と地方の格差といった、タイ社会の構造を反映している側面もあります。また、いわゆる「中所得国の罠」に陥ることなく、タイの経済と社会が、一層の発展を遂げるためには、政治のあり方が大きな影響をもつともいえましょう。
このような背景から、このたび、タイの政治と経済の将来展望を得る試みの一環として、この分野の研究業績により国際的にも極めて高い評価を得ている研究者お二方をお招きして、公開セミナーを開催するものです。

 

***開催報告***

タイの抱える政治問題の背景や現状、タイ洪水を教訓とするインフラ整備の必要性等についての講演とパネルディスカッションがあり、その後の質疑応答では、時間が足りなくなるほどの盛り上がりをみせました。

開催日時 2012年2月2日~2012年2月2日 15:00~17:00
講演者Pasuk Phongpaichit , Chulalongkorn Universityクリス ベイカー , フリーライター
演 題“After Fire and Flood: Thailand's Prospects”
会 場 政策研究大学院大学1F 想海樓ホール
参加費 Free

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

TEL : 03-6439-6000     FAX : 03-6439-6010

PAGE TOP

Print Out

~