2025年3月6日、スシロ・バンバン・ユドヨノ（Susilo Bambang Yudhoyono）元インドネシア大統領の特別講演を開催し、在日インドネシア人留学生やインドネシア関係者ら約300名の参加がありました。
本講演会は政策研究院 東南アジア政策研究ネットワーク事業の一環として、駐日インドネシア共和国大使館及び一般財団法人日本インドネシア協会のご支援により実現したもので、ユドヨノ氏の来学は2011年・2015年に続き、今回が三度目となります。
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ユドヨノ氏は、本学が多くの優秀なインドネシア人学生を教育し、インドネシアのシンクタンクとの知的交流事業を進めていることに大きな期待を示した上で、現在の世界における戦略的均衡の変化やASEANの対応に触れ、日本はミドルパワーとしての役割を強化し国際的な安定を維持する責任を果たすべきであり、インドネシアは自由で開かれたインド太平洋の実現を目指し、日本との協力を重視していること等について述べました。
約1時間にわたる講演に続いては、相澤伸広教授をモデレーターとした質疑応答の時間が設けられ、多くの参加者からの熱心な質問の一つひとつにユドヨノ氏は丁寧に回答。その後閉会に際し、インドネシア男子バレーボールのオーナーでもあるユドヨノ氏へ記念品として日本バレーボール協会よりパリ五輪メンバーの直筆サイン入りボールが大田弘子学長を通して贈られ、盛大な拍手のもと幕を閉じました。

特別講演の後は会場を移して、本学内外の在日インドネシア学生との意見交換会を開催。インドネシアシンクタンクFPCI（https://fpcindonesia.org/）の代表であるディノ・パティジャラル氏がモデレーターを務めました。ほぼ満員となった会場は熱気に包まれ、多数の学生から挙手がありました。フォーマルでありながら和やかな雰囲気の中、予定時間を大幅に超えて、留学や今後のキャリアに関してユドヨノ氏と学生らの間で活発な意見が交わされました。

※特別講演の様子は後日、GRIPS公式YouTubeチャンネルにて公開予定です。

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