2023年11月22日

政策研究大学院大学・政策研究院

　2023年11月21日（火）、「インド太平洋協力研究会」座長の飯村豊シニア・フェローが、村井英樹内閣官房副長官及び堀井巌外務副大臣とそれぞれ個別に面会し、「インド太平洋協力に関する日本政府への政策提言」を提出しました。

　インド太平洋協力研究会は、2019年12月に政策研究大学院大学・政策研究院が立ち上げた研究会です。各研究会において、インド太平洋を巡る国際・地域情勢、優先的に取り組むべき政策課題、主要な国際会議の結果などに関連した具体的なテーマを定め、大学・研究機関の研究者、関係省庁・産業界の専門家を招き、テーマに関する報告及び意見交換を行い、その成果をまとめたものを第１次政策提言として2020年10月に政府へ提出しました。

　2023年10月までに通算36回の研究会を開催した後、今回の第2次政策提言においては、「グローバルな危機の中でのインド太平洋の国際秩序の安定と国際協力の推進に向けて」との副題の下、以下のような内容で「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けた、具体的な施策に関して政策提言を行いました。

【日本政府への政策提言のポイント】

－G7、Quad等の枠組み及び同盟国・同志国との連携強化

－日本ならではの新興国、途上国とのグローバルサウス外交の重要性

－グローバルサウス外交における重要な視点とアプローチ

－AOIPを通じた対ASEAN協力

－海洋秩序の維持及び強化とテロ対策等の取り組み

－地域経済統合と連結性強化

－経済安全保障の推進

－経済・社会の課題解決に向けた取り組み

－文化的・人的・知的交流の強化

※※　 政策提言の本文のダウンロードはこちらから　※※

※※　外務省リンク　https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_001625.html　※※

堀井巌外務副大臣との面会及び政策提言の手交

【参加メンバー】

○政策研究大学院大学（GRIPS）

飯村　豊　政策研究院シニア・フェロー（インド太平洋協力研究会座長）

道下徳成　理事／副学長／教授（インド太平洋協力研究会副座長）

白石　隆　政策研究院シニア・フェロー

中尾武彦　客員教授

粗　信仁　特任教授／政策研究院参与

渡邉正人　政策研究院シニア・フェロー

徳地秀士　政策研究院シニア・フェロー

大辻義弘　客員教授

橘　　優　政策研究院シニア・フェロー

竹中治堅　教授

高木佑輔　准教授

篠田邦彦　教授／政策研究院参与

砂原千秋　政策研究院事務局

○産業界

竹原玲児　日本経済団体連合会国際協力本部長

西谷和雄　日本商工会議所理事・国際部長

○大学・研究機関

菊池　努　青山学院大学名誉教授／日本国際問題研究所上席客員研究員

神保　謙　慶應義塾大学総合政策学部教授／キヤノングローバル戦略研究所主任研究員

大庭三枝　神奈川大学法学部法学研究科　教授

石井正文　学習院大学法学部法学科　特別客員教授

若松　勇　日本貿易振興機構海外調査部長

○オブザーバー

外務省、財務省、経済産業省、防衛省

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政策研究大学院大学（GRIPS）

政策研究院　

篠田、小倉

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職場電話　03-6439-6199、6077

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