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2022.3.8

「日本理解プログラム」を実施しました

本学では、2021年8月-9月に続き、2022年2月中旬から2回にわたり、JICA奨学生対象の“日本理解プログラム”をオンラインで実施しました。

 

本プログラムは独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託事業であり、日本の近代化過程における開発経験の歴史を理解してもらうための、5日間の短期研修プログラムです。

昨年度に引き続き、コロナ禍のため、オンラインでの実施となりました。

 

参加者は各回約30名で、日本全国の大学院(修士・博士課程)に在学中のJICA奨学生を対象としています。出身地域や専攻分野は多岐に渡り、学生のバックグラウンドの多様性が特徴の一つです。内容は、本学内外の講師陣による講義、グループ討議・グループ発表の他、フィールドトリップや日本文化体験なども含めた、日本に対する多面的な理解を促進するものとなっています。

 

プログラム前半では、日本の近代化過程に関する包括的な知識を学ぶため、本学のアンドレア・プレッセーロ准教授による「日本近現代史」、東京大学大学院経済学研究科の岡崎哲二教授および小島庸平准教授による「日本経済史」、東京大学大学院法学政治学研究科の五百旗頭薫教授による「日本政治史」、本学の小野太一教授による「日本における保健・福祉政策」の講義が行われました。さらに、特別講義として、みずほリサーチ&テクノロジーズの中尾武彦理事長(本学客員教授)、慶応義塾大学の吉野直行名誉教授(本学客員教授)が登壇しました。

 

フィールドトリップでは、アンドレア・プレッセーロ准教授の案内による国会議事堂と富岡製糸場の動画を視聴しました。また、日本文化体験では、書道、茶道の師範の先生方から指導を受け、日本の伝統文化を体験する機会を得ました。

 

 

富岡製糸場(HP)<富岡製糸場へのオンライン・フィールドトリップ>

 

 

プログラム後半では、成功と失敗を含めた日本の近代史からの教訓をもとに、現代の日本が直面する社会的・外交的課題の解決策についてグループで討議し、発表を行いました。

 

参加者は、多面的に日本を理解する貴重な機会を得たと同時に、仲間との交流を通じて「多様な見方や見解がある」ということを学びました。帰国後のそれぞれの仕事においても、本プログラムで学んだことが生かされ、各国の発展のためになることを願います。さらには、本プログラムがきっかけとなり、各国と日本の関係性がさらに深まることを期待します。

 

 

書道写真(HP)< Group8文化体験(書道)>

 

 

 

 

 

 

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