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2022.03.03 お知らせ
「Project for Peaceful Competition」ウェビナーを開催しました
本学では2022年2月8日~9日の2日間、「Project for Peaceful Competition」の一環として、オンライン会議形式でのウェビナーを開催しました。
本プロジェクトは、ロンドンの研究機関Policy Institute, King's College Londonが主体となり、Oliver Letwin氏(元イギリス下院議員、元ランカスター公領大臣)が発起人となり立ち上げられたものです。
地球規模での課題に各国が協力し、国家間の紛争リスクを低減させることが必要とされる中、中国と欧米各国との平和的競争が脅かされている状況について共通理解を深め、平和的競争実現のための様々な方策について議論を促すことを目的としています。
本学は上記プロジェクトに日本の代表機関として参加しています。
今回は本学の竹中治堅教授が中心となり、各国の安全保障・国際関係の専門家が中国の台頭に対するインド大洋州各国の対応について議論しました。
1日目は、田中明彦学長が「世界における中国の台頭」をテーマに基調講演を行い、その後、道下徳成教授の司会・進行により、各専門家から米国、日本、EU、インドにおける政策面での対応や中国との歴史的な政治経済関係、協力関係について報告があり、ディスカッサントによる討議と質疑応答を行いました。
<報告者>
米国: Paul Haenle(Carnegie-Tsinghua Center for Global Policy)
日本:竹中治堅(GRIPS教授)
EU:岩間陽子(GRIPS教授)
インド:Pratnashree Basu (Observer Research Foundation, Kolkota)
<コメンテーター>
益尾知佐子(九州大学准教授)
中山俊宏(慶応義塾大学教授)
2日目は、慶応義塾大学の神保謙教授の司会・進行により、オーストラリアとASEAN諸国の専門家から各国の中国との歴史的な関係、協力関係、外交政策、各国が抱える課題等について報告があり、ディスカッサントによる討議と質疑応答を行いました。
<報告者>
オーストラリア: Julie Bishop(元外務大臣)
シンガポール: George Yeo(元外務大臣)
インドネシア:Dewi Fortuna Anwar(Indonesian Institute of Sciences)
フィリピン:高木佑輔(GRIPS准教授)
ミャンマー:工藤年博(GRIPS教授)
<コメンテーター>
飯田将史(防衛省防衛研究所)
鈴木絢女(同志社大学教授)
議論の様子と詳しい各報告内容は、プロジェクトの下記ウェブサイトからご覧いただけます。
本プロジェクトの詳細:
https://www.peaceful-competition.org/responses-from-across-the-indo-pacific-to-the-rise-of-china