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2021.4.30

「日本理解プログラム」を実施しました

本学では、2020年8-9月に引き続き、2021年2月中旬から約2週間、2回にわたり、JICA奨学生対象の“日本理解プログラム”を実施しました。

 

本プログラムは独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託事業であり、日本の近代化過程における開発経験の歴史を理解してもらうための5日間の短期研修プログラムです。

例年は、本学キャンパスで講義を行っておりますが、今年はコロナ禍のため、オンラインでの実施となりました。

 

参加者は各回約30名で、日本全国の大学院(修士・博士課程)に在学中のJICA奨学生を対象としています。出身地域や専攻分野は多岐に渡り、学生のバックグラウンドの多様性が特徴の一つです。内容は、本学内外の講師陣による講義、グループ討議・グループ発表の他、スタディーツアーや文化体験のイベントなども含めた、日本に対する多面的な理解を促進するものとなっています。

 

プログラム前半では、日本の近代化過程に関する包括的な知識を学ぶため、本学のアンドレア・プレッセーロ准教授による「日本近現代史」、東京大学大学院経済学研究科の岡崎哲二教授および小島庸平准教授による「日本経済史」、東京大学大学院法学政治学研究科の五百旗頭薫教授による「日本政治史」、本学の小野太一教授による「日本における保健・福祉政策」を受講しました。さらに、特別講義では、みずほ総合研究所の中尾武彦理事長(本学客員教授)、熊本県立大学の白石隆理事長(元本学学長)ら、多彩な講師陣が登壇しました。

 

スタディーツアーでは、アンドレア・プレッセーロ准教授案内による国会議事堂、横浜みなと博物館の動画を視聴しました。また、文化体験では、書道や茶道の師範の先生方から指導を受け、日本の伝統文化に直に触れる機会を得ました。

成功と失敗を含めた近代史からの教訓をもとに、プログラム後半では現代の日本が直面する社会的・外交的課題の解決策についてグループで討議し、提案を行いました。

 

5日間という限られた期間ですが、参加者にとっては、多面的に日本を理解する貴重な機会を得たと同時に、仲間との交流を通じて「多様な見方や見解がある」ということを学びました。帰国後のそれぞれの仕事においても、本プログラムで学んだことが生かされ、各国の発展のためになることを願います。さらには、本プログラムがきっかけとなり、各国と日本の関係性がさらに深まることを期待します。

 

なお、本事業で制作した国会議事堂案内の動画は、衆議院事務局のYouTubeチャンネルからご覧いただけます。

https://www.youtube.com/channel/UCppg061zUuuEbmyJPGuc_BA

 

                                                                    

 

 

 

 

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