政策研究大学院大学（GRIPS）では2021年3月29日から3月31日までの3日間、エジプトのNational Institute for Governance and Sustainable Development（NIGSD）と共同でオンライン研修を実施しました。

本研修は計画・経済開発省（Ministry of Planning and Economic Development）を中心に、幹部クラスを含むエジプトの行政官15名を対象とするもので、①政府への信頼と効果的なリーダーシップ、②グッドガバナンスに関連する制度と実践、③公務員倫理と汚職防止策をテーマに、プログラムディレクターである堀江正弘名誉教授が講義を行いました。

3日間を通じて、研修生各自が予習として事前収録講義を受講の上、ライブ配信のディスカッションセッションで質疑応答を行う形式で行われ、研修生からは、公務員の倫理規定やガバナンス指標、地方自治、政策評価など、各自の興味・関心や職務との関連を踏まえた具体的な質問が数多く寄せられました。

最終日のWrap-upセッションでは、研修を通じた学びを業務へどう応用するかを意識したコメントや、今回は扱われなかったテーマなどを盛り込んだ次回実施への期待の声も寄せられました。