大山達雄

教育

2010.04~2011.03

(1)講義

  • 計量分析の基礎
    公共部門における諸政策の策定、決定、評価に際しては、現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では、このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法、統計手法、種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識、経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 計量データ解析法
    公共部門における諸政策の計画、策定、分析、評価に際しては、各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論、応用確率理論、標本調査法、標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • 数理モデル分析
    最適計画策定、最適政策策定、最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では、数理モデル理論、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に基づいて開発、提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定、政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成、コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算、最適化計算によって得られた解の解釈、感度分析、パラメトリック分析、等を中心として、シミュレーション、数理計画法の理論と応用全般を紹介、解説する。数理的分析手法、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • “Quantitative Social Systems Analysis”
    Operations research is a scientific approach used for investigating the structure and the function of various systems, solving many problems occurring in the system, then making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to introduce various operations research techniques for dealing with quantitative data, then to apply software packages for purposes such as statistical analysis, simulation and optimization in order to investigate various types of social systems. Mathematical model building techniques and solution methods will also be explained in order to solve many kinds of problems occurring in our social systems. Topics will be selected from various areas such as industry, public sector, and so on depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lectures will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical background.

(2)論文指導

  • 修士課程1名(地域政策プログラム:特定課題研究の論文作成指導)
  • 博士課程7名(うち3名(主査)、うち4名(副査)
2009.04~2010.03

(1)講義

  • 計量分析の基礎
    公共部門における諸政策の策定、決定、評価に際しては、現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では、このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法、統計手法、種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識、経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 数理モデル分析
    最適計画策定、最適政策策定、最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では、数理モデル理論、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に基づいて開発、提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定、政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成、コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算、最適化計算によって得られた解の解釈、感度分析、パラメトリック分析、等を中心として、シミュレーション、数理計画法の理論と応用全般を紹介、解説する。数理的分析手法、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 計量データ解析法
    公共部門における諸政策の計画、策定、分析、評価に際しては、各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論、応用確率理論、標本調査法、標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)
    Operations research is a scientific approach used for analyzing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)論文指導

  • 修士課程3名(いずれも特定課題研究の論文作成副指導を行った)
  • 博士課程1名(副査)
2008.04~2009.03

(1)講義

  • 計量分析の基礎
    公共部門における諸政策の策定、決定、評価に際しては、現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では、このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法、統計手法、種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識、経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 数理モデル分析
    最適計画策定、最適政策策定、最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では、数理モデル理論、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に基づいて開発、提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定、政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成、コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算、最適化計算によって得られた解の解釈、感度分析、パラメトリック分析、等を中心として、シミュレーション、数理計画法の理論と応用全般を紹介、解説する。数理的分析手法、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 計量データ解析法
    公共部門における諸政策の計画、策定、分析、評価に際しては、各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論、応用確率理論、標本調査法、標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)
    Operations research is a scientific approach used for analyzing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)論文指導

  • 博士課程
    1名(Public Policy Program、博士取得)
  • Independent Study
    1名(Young Leaders Program)
2007.04~2008.03

(1)講義

  • 計量分析の基礎
    公共部門における諸政策の策定、決定、評価に際しては、現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では、このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法、統計手法、種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識、経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 数理モデル分析
    最適計画策定、最適政策策定、最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では、数理モデル理論、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に基づいて開発、提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定、政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成、コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算、最適化計算によって得られた解の解釈、感度分析、パラメトリック分析、等を中心として、シミュレーション、数理計画法の理論と応用全般を紹介、解説する。数理的分析手法、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 計量データ解析法
    公共部門における諸政策の計画、策定、分析、評価に際しては、各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論、応用確率理論、標本調査法、標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)
    Operations research is a scientific approach used for analyzing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)論文指導

  • 5名(博士課程、うち3名は博士取得)
2006.04~2007.03

(1)担当授業科目

  • 計量分析の基礎
    公共部門における諸政策の策定、決定、評価に際しては、現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では、このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法、統計手法、種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識、経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 数理モデル分析
    最適計画策定、最適政策策定、最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では、数理モデル理論、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に基づいて開発、提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定、政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成、コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算、最適化計算によって得られた解の解釈、感度分析、パラメトリック分析、等を中心として、シミュレーション、数理計画法の理論と応用全般を紹介、解説する。数理的分析手法、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 計量データ解析法
    公共部門における諸政策の計画、策定、分析、評価に際しては、各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論、応用確率理論、標本調査法、標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)
    Operations research is a scientific approach used for analyzing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)論文指導

  • 3名(地域政策プログラム、うち1名は副指導)
  • 5名(博士課程)(博士号取得2名)
2005.04~2006.03

(1)担当授業科目

  • 「計量分析の基礎」(修士課程)
    公共部門における諸政策の策定,決定,評価に際しては,現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では,このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法,統計手法,種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア,最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例,応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識,経験のない学生がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「数理モデル分析」(修士課程)
    最適計画策定,最適政策策定,最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では,数理モデル理論,応用確率理論,応用統計理論,最適化理論に基づいて開発,提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定,政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア,最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例,応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成,コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算,最適化計算によって得られた解の解釈,感度分析,パラメトリック分析,等を中心として,シミュレーション,数理計画法の理論と応用全般を紹介,解説する。数理的分析手法,応用確率理論,応用統計理論,最適化理論に関する基礎知識のない学生が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「計量データ解析法」(修士課程)
    公共部門における諸政策の計画,策定,分析,評価に際しては,各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論,応用確率理論,標本調査法,標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)” (修士課程)
    Operations research is a scientific approach used for analysing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)博士課程学生研究指導

  • 5名(留学生2名,日本人2名)の学生の研究教育指導を行った。
2004.04~2005.03

(1)担当授業科目

  • 「計量分析の基礎」
    公共部門における諸政策の策定、決定、評価に際しては、現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では、このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法、統計手法、種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識、経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「数理モデル分析」
    最適計画策定、最適政策策定、最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では、数理モデル理論、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に基づいて開発、提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定、政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア、最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例、応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成、コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算、最適化計算によって得られた解の解釈、感度分析、パラメトリック分析、等を中心として、シミュレーション、数理計画法の理論と応用全般を紹介、解説する。数理的分析手法、応用確率理論、応用統計理論、最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「計量データ解析法」
    公共部門における諸政策の計画、策定、分析、評価に際しては、各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論、応用確率理論、標本調査法、標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)”
    Operations research is a scientific approach used for analysing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)特定課題研究指導

  • 吉田卓也:「地域危険度データに基づく緊急消防援助隊の最適配備に関する数理計画モデル分析」
    本論文は、大規模災害時においてわが国大都市の消防機関が相互に迅速かつ効率的に対応するにはどのようにすればよいか、という課題に対して、各種数理的手法を用いて適切な解決策を与えるべく解析を試みたものである。まず、建物倒壊、火災、避難という3種類の地域危険度データを用いて東京23区の類型化を行い、各グループの地域特性を明らかにする。クラスタ法によって危険度別グルーピングとそれらの決定要因が得られ、主成分分析に基づく結果から危険度要因の地域特性が得られる。次に、緊急時消防援助隊の最適配備を求める混合型整数計画モデルを構築し、大規模救助救出活動デポと援助隊の最適配備を得る。数理計画モデルの目的関数としては、消防署間の建物倒壊危険度、火災危険度に関する地域格差、各消防隊の管轄距離モーメントという3項の重みつき総和最小化を設定し、各項間のトレードオフを明示し、最終的な結論と政策提言を導出している。これまで余り扱われることのなかった緊急時消防隊対応問題に挑戦し、新たな最適化モデルの構築と定式化を行い、最適解の詳細な分析から現実的に有効な提言を得た点が評価できる。

(3)博士課程学生研究指導

  • 5名の学生(Sanusi Anwar, Brian Gozum, Nguyen Huu Trung, 三和雅史、筒井美樹)の研究教育指導を行った。
2003.04~2004.03

(1)担当授業科目

  • 「計量分析の基礎」
    公共部門における諸政策の策定,決定,評価に際しては,現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では,このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法,統計手法,種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア,最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例,応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識,経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「数理モデル分析」
    最適計画策定,最適政策策定,最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では,数理モデル理論,応用確率理論,応用統計理論,最適化理論に基づいて開発,提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定,政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア,最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例,応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成,コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算,最適化計算によって得られた解の解釈,感度分析,パラメトリック分析,等を中心として,シミュレーション,数理計画法の理論と応用全般を紹介,解説する。数理的分析手法,応用確率理論,応用統計理論,最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「計量データ解析法」
    公共部門における諸政策の計画,策定,分析,評価に際しては,各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論,応用確率理論,標本調査法,標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)”
    Operations research is a scientific approach used for analysing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)特定課題研究指導

  • 河井英隆「救急業務効率化のための救急隊配置に関する最適化・シミュレーションモデル分析」
     救急業務の現状および経緯分析として救急出場件数の定量データ解析を行った。具体的には,救急出場件数の時間帯別特性分析,地域特性分析を行い,救急出場件数,人口,到着所要時間,管轄面積,等の要因間の相互関係を明らかにする回帰モデルを構築し,東京都23区における昼夜間人口差が救急業務の効率性に大きく影響していることを明らかにした。人口,管轄面積を対象とする公平性基準に基づく東京都23区における救急隊の最適配置に関して,最大剰余数法に基づく検証を行った。救急出場件数と到着所要時間に関する待ち行列との関係を離散系シミュレーションソフトSIMUL8を用いて明らかにした。新宿区を対象として,救急隊最適配置に関する混合型整数計画モデル分析を行い,救急隊の動的配置方式が有効であることを実証した。救急業務の現状および経緯を詳細に分析し,救急業務の効率化にとって重要要因を抽出し,それらの相互関連を明らかにした点が評価できる。さらに最適化モデルを用いて新たな救急業務効率化戦略として救急隊の動的配置方式を提起し,その有効性を実証した点は斬新である。
  • 川井容子「防災情報通信ネットワークシステムの連結頑健性の改善に関する数理モデル分析」
    災害発生時の情報伝達を効率的,迅速,正確に行うためには情報通信ネットワークシステムの連結性,安定性,信頼性,頑健性が重要要因となる。神奈川県の防災情報通信ネットワークシステムを対象として,その連結頑健性を定量的に評価するために経路数え上げ法を用いた2種類のモデルの枝故障モデルと頂点故障モデルを構築した。これらのモデル分析によって,防災情報通信ネットワークの各枝,各頂点の重要度を定量的に計測した。さらに神奈川県の防災情報通信ネットワークの信頼性,頑健性改善戦略として2ルート化,ループ化を行うための最適化モデルとして整数計画モデルを構築し,衛星系無線回線と地上系無線回線の効率化定量分析を行った。危機管理上最も重要とされる防災情報通信ネットワークシステムを対象として,数理モデル手法を用いて分析する方法を提起した点は意欲的で斬新である。また防災情報通信ネットワークの信頼性,頑健性改善戦略として2ルート化,ループ化を提起し,その有効性を実証した点はこれまでにも研究がほとんどなされていなかった試みであり,斬新であるといえる。

(3)博士課程学生研究指導

  • 2名の学生(Sanusi Anwar, Brian Gozum)の研究教育指導を行った。
2002.04~2003.03

(1)担当授業科目

  • 「計量分析の基礎」
    公共部門における諸政策の策定,決定,評価に際しては,現実のデータに基いた客観的かつ合理的な定量的分析を行うことが必要とされる。本講では,このような科学的分析を行う場合の基本的なデータ処理手法,統計手法,種々の数理モデル分析の理論と手法を応用例の紹介とともに講義する。コンピュータの統計ソフトウエア,最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例,応用例を取り上げつつ紹介する。数理的分析手法に関する基礎知識,経験のない学生諸君がデータ分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「数理モデル分析」
    最適計画策定,最適政策策定,最適意思決定を目的とする種々の数理モデル分析の基礎理論とその応用を紹介する。本講では,数理モデル理論,応用確率理論,応用統計理論,最適化理論に基づいて開発,提起された種々の定量的モデル分析手法を公共部門における政策策定,政策決定に即して紹介する。コンピュータの統計ソフトウエア,最適化ソフトウエアを用いた分析方法についても実例,応用例を取り上げつつ紹介する。データベースの作成,コンピュータソフトの利用とシミュレーション計算,最適化計算によって得られた解の解釈,感度分析,パラメトリック分析,等を中心として,シミュレーション,数理計画法の理論と応用全般を紹介,解説する。数理的分析手法,応用確率理論,応用統計理論,最適化理論に関する基礎知識のない学生諸君が分析手法の理論の理解と実際の応用方法になじむことを目的とする。
  • 「計量データ解析法」
    公共部門における諸政策の計画,策定,分析,評価に際しては,各種の計量データを分析することが必要とされる。現実のデータを統計理論,応用確率理論,標本調査法,標本分析手法に基いて分析を行う場合の理論と手法を実例とともに紹介する。
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)”
    Operations research is a scientific approach used for analysing the structure of the system, solving various problems occurring in the system, then for making reasonable and desirable decisions. Main objective of this course is to explain operations research theory, model building techniques and solution methods. Topics will be selected from various areas given below depending upon students’ needs, preferences and academic backgrounds. Lecture will be given with many examples, not only theory itself, so that the students can understand even though they do not have enough mathematical backgrounds, then adding recitation if necessary.

(2)特定課題研究指導

  • 岡部卓海「地域危険度を考慮した消防施設の最適配置に関する混合型整数計画モデル分析」
    消防施設の最適配置問題に対して,地震,水害という自然災害の地域危険度を考慮した数理モデルを構築し,東京都新宿区に適用した。住民利便性の評価基準のもとに最適性を詳細に論じた点が斬新である。
  • 佐藤有輝子「県立高校の最適再編計画策定のための数理モデル分析」
    県立高校の最適再編計画を策定するに際して,数理モデル手法を用いて分析する方法を提起した。データ解析に基づく進路選択決定過程,進学校選択決定過程のモデル化,学区別の再編案策定のための最適化モデル分析が斬新である。
  • 川中真志「日本の住宅における世帯構成の定量分析」
    わが国の住宅関連データに基づいて,特に世帯構成が過去20年間にどのように推移してきたか,そしてまたそれらが住宅の形態(持ち家,貸家),地域(都道府県)によってどのような地域特性を有するか,について定量分析を行った。
2001.04~2002.03

(1)講義

  • 「計量分析の基礎」
  • 「数理モデル分析」
  • 「計量データ解析法」
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)

(2)特定課題研究指導

  • 公共政策プログラム
    久保田浩行「借家の居住水準改善戦略策定のための数理計画モデル分析」(2002年3月修士号取得)本論文は、わが国の住宅の居住水準改善戦略策定のために、数理計画モデル手法を用いて分析、検討をおこなったものである。最初にわが国の住宅事情と世帯構成に関する定量的データ分析をおこない、その結果に基づいて借家面積の改善のための最適戦略を探ることを目的として数理計画モデル分析をおこなった。
  • 地域政策プログラム
    小島 純「地方振興局の統合に関する指標格差最小化モデル分析」(2002年3月修士号取得)本論文は、岩手県を対象として地方振興局の統合あるいは業務の集約化を図るにはどうすればよいか、という問題に対して数理計画モデルを用いて分析したものである。最初に地方振興局別の指標格差として、人口、面積、職員数を考慮し、格差分析を実施した。それらの結果に基づいて、指標格差をできるだけ小さくするような統合を求める整数計画モデルを構築して、最適解分析を行った。本論文の成果は、日本OR学会春季大会(富山、3月27-29日)において発表された。

(3)講演

  • 宮崎県自治学院特別研修「行政実務セミナー(社会調査入門講座)」(2001.11.8-11.9)
  • 日本OR学会東北支部セミナー「医療・介護システムのためのOR」(2001.11.29)
    「医療政策へのOR手法の適用例―高度医療機器の効率性と最適配置に関するモデル分析」
  • 日本OR学会「都市のOR」研究会(2001.12.1 – 12.2)、南山大学
    「ネットワーク構造システムの連結安定性の定量的評価方法と危機対応管理への応用」
  • 日本OR学会「アルゴリズムと最適化」研究会(2002.1.12)、筑波大学
    「最短経路数え上げ問題とその応用」
2000.04~2001.03

(1)政策研究大学院大学における教育

講義

  • 「計量分析の基礎」(2000年春学期)
  • 「最適化理論」(2000年秋学期)
  • 「地域政策の数理分析Ⅰ」(2000年秋学期)
  • 「地域政策の数理分析Ⅱ」(2000年冬学期)

(2)埼玉大学大学院政策科学研究科における教育

  • 「Operations Research」(2000年春学期)
    修士論文指導
  • 公共政策(Public Policy)プログラム (2000年9月修了)
  • Brian Canlas Gozun : Spatial Interaction Model Analyses Using Metro Manila Traffic Flow Data
    フィリピンの首都圏における都市交通データを用いて、都市間交通量、道路混雑度を説明するモデルとして、空間相互作用モデルとしてのエントロピーモデルの構築、モデル分析を行った研究である。
  • Rabindra Bhandari : Mathematical Modeling Analyses for Optimizing the Japanese Energy Supply System
    わが国の1次エネルギー消費、電力エネルギー消費の推移を回帰モデル、マルコフモデルを用いて分析し、さらに将来における我が国の1次エネルギーの最適供給システムを数理計画モデルを用いて求めた研究である。
1999.04~2000.03

a.担当授業科目

  • 「ネットワーク解析法」(添付資料)
  • 「最適計画論」(添付資料)
  • Operations Research (Methodology in Policy Sciences)(添付資料)

b. 修士論文指導

  • 公共政策プログラム
    2000年3月修了
    茅野民夫「郵便小包の収入最大化戦略策定のための線形計画モデル分析」
    本論文は郵便事業における衰退傾向にある小包事業に注目し、将来戦略がどうあるべきかを数理モデルを用いて分析したものである。最初に我が国の郵便小包事業の送達分析を回帰モデル、マルコクモデルを用いて実施している。さらに利用構造を種類、内容、形態という側面から多要因マルコクモデルを用いて分析し、収入構造の詳細を明らかにしている。これらの分析に基づいて、品目別、地域間流動量の変動幅の制約条件下で総収入最大化戦略がいかなるものかを探っている。さらに線形計画モデルの限界費用分析に基づく戦略が提示される。戦略分析としての実証的裏付けが明らかにされた点が評価できる。
  • 開発政策プログラム
    2000年3月修了
    水野和彦「電力自由化後の最適電力供給体制に関する混合型整数計画モデル分析」
    本論文は電力自由化後の我が国の電力供給システムがどうあるべきかを数理モデルを用いて分析したものである。最初に我が国の電力供給状況の推移を回帰モデル、マルコクモデルを用いて分析し、将来予測を実施している。それに基づいて、IPP事業者の入札条件下でどのような対応をするのが電力会社にとって総費用最小化の設備運用計画が策定可能となるかを混合型整数計画モデルを用いて求めている。さらにモデルを用いた感度分析として、限界費用に基づく最適戦力を提示している。モデルの定式化、分析の斬新さが評価できる。
1997.10~1999.03

(1)講義

  • 「ネットワーク解析法」
  • 「最適計画論」
  • Operations Research(Methodology in Policy Sciences)

(2)論文指導

[公共政策プログラム1999年3月修了]

  • 児玉裕一郎 「数理計画モデルの適用による都市交通管理政策の評価に関する研究」 
    本論文は、わが国の都市交通に関連する諸問題を数理的側面から分析したものである。まずわが国主要都市の交通混雑の推移を分析し、混雑要因を説明する定量モデルを構築した。次に利用者が交通手段選択を行う場合の行動形態を説明するロジットモデル分析を行った。本論文の主要部分は、都市交通管理政策としてのパークアンドライド政策の分析、評価を行う数理計画モデルを構築し、分析を行った。広島市を対象として、どこにどの程度の駐車場規模のP&R施設を作るのが市全体における交通流最適化の観点からみて最適かを求める離散型最適化モデル分析を行っている。モデルの斬新さ、分析のユニークさが評価される論文である。 本論文は、平成10年度日本OR学会学生論文賞を受賞した。
  • 永野茂 「高齢者保健福祉サービスの地域間格差と施設配置に関する最適化モデル分析」
    本論文は、わが国の高齢者対策の一つとしての保健福祉サービスに注目し、その将来のあるべき望ましい状況を描くことを目的とする。まず保健福祉サービスをハード部分に対応する施設(特別養護老人ホーム,老人保健施設)とソフト部分に対応する在宅サービス(デイサービス、ホームヘルプ、ショートステイ)に分け、それぞれの現在の地域間格差を分析し、それを縮小する政策を求める数理計画モデルを構築し、分析を行った。さらに熊本県を対象として、格差縮小モデルの結果に基づいて、具体的にいずれの市町村にどのような種類の高齢者施設を配置するのが最適かを求める最適施設配置モデル分析を行った。分析対象テーマの重要性に基づくモデル定式化の斬新さ、そして実証的に得られた結果の最適性に関する感度分析の斬新さが評価される論文である。

[国際プログラム1998年7月修了]

  • Tycson G.Myla “Application of gravity and entropy model approach to analyse Japanese shipping industry” 
    本論文は、わが国の海運業を対象として、輸送の物資、形態、経路等についての現実データを基に、過去の推移を定量的に分析したものである。分析手法として重力モデル、エントロピーモデルを用いることによって、輸送物資によってどのような形態、経路上の特徴があるかを明らかにした。特にエントロピーモデルを用いた詳細な分析、パラメタの設定方法に関する工夫などが評価される論文である。
  • Karmini “Optimizing commuter trains’s chedule during morning peak hours in Jakarta”
    本論文は、インドネシアの首都ジャカルタにおける朝夕のラッシュ時における通勤電車のスケジューリング問題を数理計画モデルを用いて解析したものである。ジャカルタにおける通勤ラッシュ時の深刻な問題は混雑であるため、それを軽減、解消するためのソフトな対応策としてのスケジューリング問題を離散型最適化数理計画モデルを用いて定式化し、最適解を求めた点が高く評価できる論文である。

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