研修事業
2025.4. 9
フィリピン政府幹部向けに訪日研修を実施
本学では2025年4月7日から9日までの3日間、フィリピン政府の事務次官および事務次官補級行政幹部を対象とした訪日研修を実施しました。本研修は、フィリピン開発アカデミー (DAP) からの依頼を受け2018年から実施しているもので、今回7回目の実施となりました。
本研修は、故・野中郁次郎一橋大学名誉教授の知識創造論とリーダーシップ論に基づいており、参加者は来日前にフィリピンにおいてフロネティック・リーダーシップの理論に関する講義やワークショップについて研修を受けた後、日本での実践例やベストプラクティスを学ぶために訪日しました。
今回は、DXを効果的に適用する分野として廃棄物削減と循環経済促進に着目し、持続可能な消費と生産の実現に向けて政府が果たし得る役割を考える機会としました。参加者は、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取組みを進めるクリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス (CLOMA) の講義受講に加え、環境省環境再生・資源循環局、横浜市資源循環局、株式会社グーン、パナソニック株式会社を訪問しました。
最終日には、グローバルリーダー育成センター所長の高田寛文副学長と、本研修プログラムディレクターの高橋一彰教授のファシリテーションのもと、プログラムの振り返りと意見交換を行いました。