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2018.8.7

公共政策プログラムの学生が市街地整備見学会を行いました

 

20180807-12018年8月7日(火)、公共政策プログラムのインフラ政策コース及び防災・危機管理コースの学生が、独立行政法人都市再生機構(UR)の協力のもと、虎ノ門エリアの都市基盤の強化・拡充の取組み及び荒川二・四・七丁目地区の密集市街地整備の取組みの概要を学ぶとともに、実際に現地を訪問し、それぞれの事業の実施状況を見学しました。

見学会は、派遣元での通常業務の中では見る機会のないであろう、防災やインフラ整備に関連する代表的な現場を見て都市整備の現状を学習することを目的としており、今回は、URのご協力により、国際競争力強化を目指す都心での都市再生プロジェクトと密集市街地での防災性向上による安全・安心なまちづくりの現場を見せていただきました。

 

インフラ政策コース学生感想

虎ノ門二丁目地区では、老朽化した虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む街区を一体的・段階的に整備し、併せて高機能オフィスの整備や、緑地空間の整備により都市環境の向上を図るなど、総合的な都市開発を実施されていました。また、虎ノ門新駅では、単なる駅整備ではなく、周辺開発と連携し、まちと一体となった駅整備を目指しており、いずれも関係機関との調整や都市部での施工の難しさなどを感じました。

荒川二・四・七丁目地区での木密地域では、想像以上に道路幅が狭く、密集した木造家屋が並んでおり、防災上の危機感を覚えました。しかしながら、建替整備推進のためには受け皿となる用地、住宅が必要で有り、URでは従前居住者用賃貸住宅や木密エリア不燃化促進事業による用地取得により、事業推進に貢献されていました。特に印象的だったのは荒川区と地域住民との連携がよく取れているという点でした。

今回見学させて頂いた2箇所ともに共通して、関係機関との密な連携、役割分担が事業推進に大切であることを学びました。派遣元では見ることができない都市開発の現場を見学させていただき、とても貴重な経験となりました。

 

防災・危機管理コース学生感想

虎ノ門エリアでは、訪れた人の利便性や快適さ、景観の美しさなどを追求しながらまちづくりが展開されており、とても先進的な取組みであると感じました。

例えば、道路全体の幅員が大きく、歩道の幅もとても広いため、歩道上にオープンカフェなどが並んでいます。それでも充分な通行スペースが確保されていました。

また、同じ虎ノ門エリアの新駅事業は、既存施設との調和を図りながらまちづくりの一環として実施されています。

荒川二・四・七丁目エリアでは、住民の方々の理解のもとに、道路の拡幅整備、公園などオープンスペースの確保、住宅の不燃化・耐震化などが進められてして、市街地の防災機能向上が図られています。

このような地域防災に関する事業を推進するためには、住民・団体・行政等の関係者間の協力が重要であることを再認識しました。   

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