教員/研修生の方

研究活動

研究プロジェクト等

 

科研費採択研究、寄付研究部門等の外部資金を得て実施している研究の一部をご紹介します。

 

「科学技術イノベーション政策における『政策のための科学』(Science for RE-designing Science, Technology and Innovation Policy; SciREX)」は、文部科学省が平成23年度から実施している事業で、科学技術イノベーション 政策において、客観的根拠(エビデンス)に基づく合理的なプロセスによる政策の形成と実践のため、政策形成プロセスの進化と、関連する学際的学問分野の開拓を目指した取り組みを推進しています。本センターは、SciREX事業の中核的拠点の核として、1) エビデンスに基づく政策立案への貢献、2) 「政策形成」と「政策研究」の共進化、3) 科学技術イノベーション政策に関する議論の場の提供 をミッションとしています。

 

  • アカデミアの戦略的ガバナンス研究

本研究プロジェクトの目的は、研究大学および学術研究機関が作り出す研究のシーズを、組織内部の様々なアクターや外部機関と「恊働」してイノベーションへと繋げるための「メタ・システム」を作り出すマネジメントはいかなるものか実証的に明らかにし、それを日本の研究大学で実装可能にするための政策を提言することです。

 

  • 新学術領域研究 新興国の政治と経済(科研費)

本領域研究は、政治学、経済学、歴史学、地域研究が連携し、中国やインド、ブラジルなどに代表される「新興国」を対象に、実証分析、比較歴史分析、政治経済分析という3つのアプローチを、現場からのミクロな視点、国家レベルのマクロな視点、そしてグローバルな視点と組み合わせて研究することにより、新興国の体系的な理解の獲得を目指します。

 

  • 比較議会情報プロジェクト(科研費)

このプロジェクトは、文字情報主体である現在の情報提供から、非文字情報ということに目を向けた政策情報の活用方策を検討するものです。また、供給サイドからの一方的な情報提供という現状から、ユーザーの需要に配慮したインタラクティブな情報提供の在り方を検討しています。具体的には、自治体の情報公開制度を通じて市民が必要とする行政情報を包括的に把握し、自治体間の比較や時系列的な分析を行うため、情報開示請求データベースシステムを構築・運用しています。また、国会審議に関し て文字情報・映像情報を包括的に把握し、審議映像を発言のキーワード検索から部分再生することを可能にする国会審議映像検索システムを構築・運用しています。

 

  • 比較地方自治研究

本学では、我が国とアジア諸国をはじめとする各国の地方自治の比較研究を行っています。「比較地方自治研究」ウェブサイトでは、本学における比較地方自治研究に関する情報や成果を公開しており、我が国と各国の地方自治に関する研究及び当該分野における国内外の研究者のネットワーク形成に貢献できればと考えています。

 

開発フォーラムでは、日本やアジアの産業発展の経験に基づき、産業開発・国際開発・開発協力等の分野において日本が独自性を発揮して世界に建設的な貢献をするための実践的で政策志向の研究・発信活動を行っています。現在、日本政府やJICA等と連携してエチオピアとベトナムとの産業政策対話、及び援助国の産業開発協力や官民連携アプローチについての調査研究に取り組んでいます。

 

  • グローバルヘルス・イノベーション政策プログラムにおける研究活動(寄付研究部門)

 グローバルヘルス分野にイノベーションを起こす政策の立案と評価、その実現へのプロセスを解析することを通じて、国際社会におけるグローバルヘルス諸問題の解消に寄与することを目的としています。そのため、政府のみならず、民間の医療・製薬技術を途上国の健康・栄養改善に積極的に活かすよう官民連携モデルを促進しその新しい動きを国際的に普及させる研究を行っています。

 

 


 

 <その他終了したプロジェクト>

 

  • 東アジアの開発戦略と国家建設の適用可能性(2008-2012年度)

2008年 グローバルCOEプログラムに採択

「グローバルCOEプログラム」は、2002年度から文部科学省において開始された「21世紀COEプログラム」の評価・検証を踏まえ、その基本的な考え方を継承しつつ、我が国の大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、世界最高水準の研究基盤の下で世界をリードする創造的な人材育成を図るため、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、もって、国際競争力のある大学づくりを推進することを目的とする事業です。

 

  • アジアの開発経験と他地域への適用可能性(2003-2007年度)

2003年 21世紀COEプログラムに採択

「21世紀COEプログラム」は「大学の構造改革の方針」(平成13年6月)に基づき、平成14年度から文部科学省の事業(研究拠点形成費補助金)として措置されたものです。我が国の大学に最高水準の研究教育拠点を形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図るために文部科学省が重点的な支援を行い、それにより国際競争力のある個性的な大学づくりを推進することを目的とする事業です。

 

  • C.O.E.オーラルヒストリー政策研究プロジェクト(2000-2004年度)

2000年 中核的研究拠点形成プログラムに採択

「中核的研究拠点形成プログラム」は国際的に高水準の研究活動を行い、特定の研究分野における中核的な研究拠点として発展する可能性を有する優れた研究者を中心とした研究組織について、国の科学研究費補助金などによる支援を通じて研究活動を促進し、独創性豊かな世界の最先端の学術研究を推進する卓越した研究拠点ーセンター・オブ・エクセレンス(COE)-の形成を促進しようというものです。

 

 

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