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2021.6.8

山﨑晃生助教授の研究論文が環境資源経済学会(AERE)で優秀賞に選ばれました

 

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 環境資源経済学会(AERE)は、毎年、過去1年間に学会誌へ掲載された研究論文の中からThe Ralph C. d’Arge and Allen V. Kneese Awardを選出しており、6月3日に開催された年次学会において、本学の山﨑晃生助教授による論文”Comparing Applied General Equilibrium and Econometric Estimates of the Effect of an Environmental Policy Shock”を同賞のHonorable mention(優秀賞、佳作)に選出したことを発表しました。

 

 本論文はブリティッシュコロンビア州(カナダ)炭素税の雇用への影響を、計量経済モデル(reduced-form)を用いた実証分析と応用一般均衡(CGE)モデルを用いた反事実(counterfactual)シミュレーションの2つの手法を用いて比較しています。この比較により、最も炭素集約度の高い部門(製造業など)で雇用が減少し、最も炭素集約度の低い部門(サービス業など)で雇用が増加するなど、炭素税が部門別の雇用水準に統計的および経済的に有意な影響を及ぼしていることを明らかにしました。

 

 山﨑助教授の専門は環境経済学(環境政策、温暖化問題)。2012年に南カリフォルニア大学経済学部で修士号、2019年にカルガリー大学経済学部で博士号を取得し、同年より本学に在籍しています。近年は気候変動と地球温暖化に対しての緩和と適応政策的諸問題を主な研究対象としており、最近では、日本で検討が進むカーボンプライシング(脱炭素)についてメディアでのコメントも行っています。

 

・論文の詳細はこちらをご覧下さい。

・山﨑助教授プロフィールはこちらからご覧ください。

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

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