2020年1月29日、第3回「国難災害対応マネジメント研究会」を本学にて開催し、大学や研究機関で防災の研究に携わる方をはじめ、国や自治体で防災行政に取り組む方、企業・団体・地域で災害対応を担う方、報道機関の方、本学の学生や教員を含む約60人が出席しました。

研究会では、会長である 武田文男 本学防災・危機管理コースディレクターが、国難災害が引き起こす致命的な事態に立ち向かい、乗り越える力を発揮できるよう、種々検討に取り組むとともに、今後、研究会の議論の成果を世に問うていくことが必要との認識のもと、ワーキンググループによる作業に取り組んでいく方針を明らかにしました。

その後、講演（1）として「米国の災害対応行政から何を学ぶか～2020年1月現地調査報告」について防災科学技術研究所災害過程研究部門長・関西大学教授の永松伸吾氏から、講演（2）として「新潟県における災害対応業務標準化の試み」について新潟県防災局長の熊倉健氏からそれぞれお話しいただき、活発な質疑応答、意見発表が行われました。

最後に、副会長の林春男 防災科学技術研究所理事長が、国難災害に備える課題の洗出し、NIMS（National Incident Management System）の情報共有、日本の特性に応じた必要な機能の構築等に向け、引き続き議論を進めていこうと述べました。

次回（第４回研究会）は、2020年3月17日に、本学で開催予定です。