ニュース・イベント

ニュース・イベント

ニュースとお知らせ

2019.9.2

「日本理解プログラム」を実施しました

本学では、2019年8月初旬から約1ヶ月間、4回にわたり、JICA奨学生対象の“日本理解プログラム”を実施しました。

 

本プログラムは独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託事業であり、日本の近代化過程における開発経験の歴史を理解してもらうための5日間の短期研修プログラムです。

参加者は各回約30名で、日本全国の大学院(修士・博士課程)に在学中のJICA奨学生を対象としています。出身地域や専攻分野は多岐に渡り、学生のバックグラウンドの多様性が特徴の一つです。内容は、本学内外の講師陣による講義、グループ討議・グループ発表の他、スタディーツアーや文化体験のイベントなども含めた、日本に対する多面的な理解を促進するものとなっています。

 

プログラム前半では、日本の近代化過程に関する包括的な知識を学ぶため、本学のアンドレア・プレッセーロ准教授による「日本近現代史」、東京大学大学院経済学研究科の岡崎哲二教授および小島庸平講師による「日本経済史」、東京大学大学院法学政治学研究科の五百旗頭薫教授による「日本政治史」を受講しました。さらに、特別講義では、JICAの北岡伸一理事長(本学客員教授)や本学の田中明彦学長、森地茂・政策研究センター所長(本学名誉教授)ら、毎回多彩な講師陣が登壇しました。

 

スタディーツアーでは、国会議事堂、川崎火力発電所(または日産横浜工場)、横浜みなと博物館を視察しました。また、文化体験では、書道や茶道の師範の先生方から指導を受け、日本の伝統文化に直に触れる機会を得ました。

 

成功と失敗を含めた近代史からの教訓をもとに、プログラム後半では現代の日本が直面する社会的・外交的課題の解決策についてグループで討議し、提案を行いました。

 

 5日間という限られた期間ですが、参加者にとっては、多面的に日本を理解する貴重な機会を得たと同時に、「多様な見方や見解がある」という発見もありました。帰国後のそれぞれの仕事においても、本プログラムで学んだことが生かされ、各国の発展のためになることを願います。さらには、本プログラムがきっかけとなり、各国と日本の関係性がさらに深まることを期待します。

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

TEL : 03-6439-6000     FAX : 03-6439-6010

PAGE TOP

Print Out

~