背景

アフリカ連合（AU）による「アジェンダ2063」や第5回アフリカ開発会議（TICAD V）およびTICADⅦに向けた外務大臣科学技術顧問の提言書も指摘するとおり、アフリカにおける科学技術イノベーション促進と域内高等教育強化の必要性がますます高まっている。
そのような中、高等教育セクターのグローバル化、市場化が進む中、先進国を含む大学間での頭脳獲得や研究における競争が激しくなる一方で、国境を越えた大学同士が教育、研究の両面で連携を図ることにより、協力して人材育成を行ったり、共同研究により知識の共創を行ったりする事例が増えてきている。実際、アフリカ地域においても、AUによる汎アフリカ大学構想の取り組みをはじめ、域内拠点大学がネットワークを結び科学技術イノベーションの振興に取り組んでいる。

目的

科学技術イノベーション分野の関係機関による二国間・多国間での共同研究や高度人材育成にかかる取り組みとその教訓や課題を共有し、どのような科学技術イノベーションが必要とされ、また、その中で日本とアフリカの大学が今後どのような役割を果たすべきかについて議論を行う。

キークエスチョン

• 科学技術イノベーション分野において関係機関によって二国間・多国間で進められる共同研究や高度人材育成にかかる取り組みから得られた教訓や課題は何か？
• アジェンダ2063やアフリカ地域持続可能な開発目標センター（SDGC/A）が2018年に採択したキガリ・イニシアティブが掲げる目標の達成のために、どのような科学技術イノベーションが必要とされ、また、その中で日本とアフリカの大学が今後どのような役割を果たすべきか？

登壇者

・ 鈴木規子　JICA　理事
・ ベライ・ベガシャウ　SDGC/A　総裁
・ ベライ・カッサ　PAU　学長
・ ヴィクトリア・ングミ　JKUAT　学長
・ エルゴハリ　E-JUST　学長
・ 田中明彦　GRIPS　学長
・ 角南篤　GRIPS　学長特別補佐
・ 渡邊公一郎　九州大学　副理事
・ アハマド・バワ　南アフリカ大学協会　会長
・ 世界銀行(TBC)

 ※変更になる可能性がございます 

＊ お申し込みの際、備考欄に必ず「GRIPSホームページを見ました」と明記してください。