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キャンパスアジアでは、随時、交換留学生の募集を行っております。当プログラムにご興味のある方は、教育支援課下記担当者まで、お問い合わせください。

キャンパス・アジア担当

国立大学法人 政策研究大学院大学

教育支援課:

〒106-8677
東京都港区六本木7-22-1

電話:03-6439-6038

FAX:03-6439-6040

E-mail:campusasia@grips.ac.jp

2016.01.12

KDIスクール秋学期留学を終えて 

木村祐輔(開発政策プログラム)

 今回参加したCampus Asia ProgramによるKDIスクール秋学期留学は、私にとって初めての長期間の海外生活であった。私以外に日本人はおらず、日本語がほとんど通じない中での学校生活並びに学生寮での生活は、非常に苦労するものの、私に様々な発見を与えてくれた。

Korean Language Class

Korean Language クラス

 学校では、米国や韓国の鉄道や道路といった交通政策全般に関する講義とグループディスカッションが中心の「Urban Transportation Policy」、政府が如何にして市民の期待に応えるような政策立案のための情報収集をし、立案した政策を普及させていくかを議論する「Government Public Relations」、そして韓国語の基礎や韓国の歴史、文化を学ぶことのできる「Korean Language and Culture 1」の3科目を受講した。いずれも単純な座学ではなく、講義に参加するアジアや中南米の学生が持つ各国の“常識”や“スタイル”を共有する形で進められ、日本のことを改めて考えるよい機会となった。また、KDIスクールは韓国の大学ではあるものの、いずれの講義も韓国人学生が半数以下であり、国連やOECDなど国際機関が発行する資料、データを中心に議論が交わされるため、否が応でも世界の中の日本という意識で物事を捉えることになった。

高速道路のサービスエリアについての意見交換

高速道路のサービスエリアについての意見交換

 一方で私は、課外活動として、韓国の交通インフラを積極的に利用し、日本との違いについて考える機会を多く持つようにした。SeoulからKDIスクールの所在地であるSejong City間にある高速道路を頻繁に利用したが、同区間には日本の高速道路にはない高速バス専用レーンが設置されている。多少の誤差はあるものの、渋滞に巻き込まれることなく時間通りに運行するバスの快適性並びに便利さを体感した。また、韓国交通研究所の協力の下、韓国の高速道路・サービスエリア全般について学ぶ機会を持つこともできた。その他にもKTXという高速鉄道やSejong City市内を循環するバスを多く利用し、それらが韓国においてどのように使われているか、どのように位置づけられているか等について学ぶことができた。

 3か月という短い期間ではあったものの、講義からは国際的な視点や様々な国の視点を吸収することができ、学生寮においては様々な国の風習や料理などの文化に触れることができた。更に、韓国の交通インフラについて考え学ぶことのできるこの機会に、今なお建設過程にある新たな都市であるSejong Cityに滞在できたことは、交通関係の分野で仕事をしている私にとって貴重な経験である。密度が高く充実した留学生活を過ごすことができた。

 

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