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リサーチ・プロジェクト

2020/8/1 ~ 2022/3/31

審議映像を活用した障害者の遠隔・仮想現実による議会参画

研究代表者

 

 研究代表者は,現代の議会を文字だけでなく,音声,映像といった複合的情報が組織的に集積される「コミュニケーション空間」と捉え,言語・非言語的な情報空間を重層的に分析している.具体的には,研究代表者が開発してきた日本の国会の審議映像を発言のキーワードで検索し,審議映像をピンポイントで部分再生する「国会審議映像検索システム」と,その会議録と審議映像を同期させる音声認識技術に関する情報工学の融合を図り,会議録と審議映像の音声認識同期プログラムを音声・映像分析と統合することによって,文字情報だけではわからない議会情報の可視化を目指している.本研究では,音声認識やバーチャル・リアリティを活用し,視聴覚や身体の障害に関わらず議会情報へのアクセスを向上させることを目指し,感染症と共存する社会において,時空間を共有しない議会参画の方策を検討する.