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リサーチ・プロジェクト

2019/11/1 ~ 2022/3/31

インド太平洋構想におけるASEAN対話国との協力可能性に関する研究

研究代表者

本年6月にASEAN首脳会議で「インド太平洋に関するASEANアウトルック」が打ち出される中、今後、同構想がアジアを中心とする広域経済圏の形成を目指す重要な枠組みとなることが見込まれ、具体的な協力内容や推進体制に関する政策提言を行うリサーチ・プロジェクトを実施する。

 プロジェクト実施に当たっては、特に同構想の提唱国インドネシア、ASEAN対話国の米国、豪州、インド、中国、国際機関のERIAと連携をとり、ASEAN及びASEAN対話国の利害が共通する分野での協力の姿を探る。特に、①地域経済統合、②コネクティビティ、③デジタル経済、④SDGsという重点4分野に焦点を当てて、具体的な協力内容を提言する。また、東アジア首脳会議の下で、インド太平洋構想を後押しするトラック2(大学・研究機関)の研究ネットワークが存在しないことからネットワーク構築に向けた提言も行う。

 政策研究院では、すでに「現代東南アジア政策研究ネットワーク」、「アジア研究」等の研究プロジェクトが進行中であり、特に米国、豪州、インド、中国等のASEAN対話国との研究ネットワーク強化という観点から、これらプロジェクトとのシナジー効果の実現を目指す。