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リサーチ・プロジェクト

2021/4/1 ~ 2023/3/31

雇用・労働と家族関係の経済分析

研究代表者

多くの人々は家庭により教育を付与され人的資本を形成したのち、社会で労働に従事し、新たな家庭を形成して次世代を担う人材を育てていく。このように、人々のライフサイクルにおいて雇用・労働と家族関係は密接に関連しており、その双方向的な関係を一体的な視野で分析し理解を深めることは、個々人の厚生の改善のみならず、持続可能な経済成長の実現のためにも非常に重要である。

この研究の主な目的は、人々のライフサイクルにおける雇用・労働と家族関係の複雑な双方向的関係を経済学的に分析することである。研究の二つの柱は、①我が国の正規・非正規雇用と家族関係に関する研究及び、②発展途上国における教育政策のマクロ経済学的影響に関する研究である。分析に際しては国内外のミクロデータを用い実態を把握するとともに、マクロ経済学的モデルを構築し定性的・定量的分析を行う。上記各研究を通じ、経済学的観点から望ましい労働・教育・家族政策につき含意を得る。