2020/10/1 ～ 2022/3/31
| 研究代表者 |
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誰しもが必要な政策情報を効率的に入手し，政策判断に活用していくには，どのような情報公開のシステムを構築すべきなのか．IT革新が政策情報へのアクセシビリティを格段に向上させてきていることは間違いないが，一方で情報格差や情報弱者の問題も強く意識されるようになっている．本研究では，行政文書の管理・開示や電子化に限定されてきた政策情報の需要供給のあり方を根本的に問い直すため，政府の提供する政策情報を誰しもが効率的に入手する方策を検証する試みとして，図書館やインターネットから入手できない歴史的な政府資料の保存・整備・電子化・データベース化を試み，文字認識が容易でない歴史的な政府資料について機械学習や深層学習を駆使してAI的な情報公開の促進を試みる．具体的には，社団法人政府資料等普及調査会が紙媒体でのみ保存してきた政府関係機関による未公刊の報告書等を電子化・データベース化する．