2020/4/1 ～ 2022/3/31
| 研究代表者 |
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証拠に基づく政策立案が近年ますます重要とされている昨今，データ解析と最適化はますます重要な数理的手法となりつつある．数理的手法の方法論の深化と実問題への適用は車の両輪であり，深化した方法論を実問題に適用し，実問題の解決を通じて新しい方法論の展開へ手がかりを得ることが重要である．そのような立場から，本研究では，次の5つの課題に取り組む．(1),(3)は過去の研究成果の新しい展開を目指すもので (2),(4),(5) は萌芽的なものである．
(1) 困難な凸最適化問題の解析とアルゴリズムの開発
(2) 確率計画法の政策科学への適用可能性
(3) データ解析と確率計画法のパラグアイの農業リスク管理への活用
(4) 国家の政治的自由と経済・社会発展の関係の解析
(5) 深層学習を用いた人工衛星ビッグデータ解析
申請者が，過去の研究の蓄積も生かしつつ，リーダーシップをとって，様々な背景の研究者と協同し，横断的な形で政策科学の深化を目指すという形でプロジェクトを構想して申請するものである．