研修事業

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2019.6.14

フィリピン下院議員、上院・下院事務局幹部向けに研修を実施

本学では2019年6月10日~14日の5日間、フィリピンのマリア・サモラ下院議員率いる39名の研修団を受入れて、短期研修を実施しました。

 

同研修は昨年に続いてフィリピン開発アカデミー(DAP)から要請があったもので、日本の公的部門におけるリーダーシップのあり方と立法過程・国会・行政府の仕組みを学び、フィリピンの事例と比較して、今後の業務に役立てることを目的としています。参加者は、サモラ下院議員を始め、フィリピン国会上院・下院事務局の幹部職員とレガルダ上院議員事務所職員、DAP職員の計39名です。本学の教員による講義に参加したほか、国会(衆議院事務局)と三鷹市を訪問しました。

 

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  研修初日には、国会衆議院事務局を訪問。岡田憲治事務次長のご挨拶に始まり、職員の方々から国会における法律案と予算の審査過程、本会議の手続き、調査室の業務内容、事務局の役割についてブリーフィングを受け、同席頂いた衆議院事務局の皆様と研修団との間で、質疑応答や意見交換を行いました。フィリピンの制度についても研修生が発表し、日本とフィリピンにおける仕組みの違いや、事務局職員としての課題や問題点など、理解を深めることが出来ました。

 

with the Officers of the HoR

本学では、堀江正弘名誉教授と立教大学の西原文乃准教授のリーダーシップに関する講義で、公的部門におけるリーダーシップのあり方、知識創造理論とその事例について学び、議論しました。

また西原准教授の講義中に紹介された三鷹市を訪問し、市政と市民が協働するための組織的な基盤や仕組みと、市民参加に至るプロセスや双方の努力について、地域の担当者からお話を伺い実際に市民活動も見学させていただきました。

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 続いて、再び本学において、高田寛文教授から省庁間連携や中央・地方行政の関係、日本における立法過程のあり方や予算編成について詳しく学びました。また、増山幹高副学長からは日本の政党や選挙制度について、竹中治堅教授からは日本の国会の仕組みや権力構造について説明があり、研修生と率直な質疑応答や意見交換がなされました。

最終日のラップアップでは、個人の感想をまとめ、1週間の研修で学んだ内容と実践したいことを各メンバーが発表し、その後プログラム・ディレクターの横道清孝副学長より修了証書が授与され、充実した5日間の研修を無事終えました。

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 ご協力頂いた衆議院事務局の皆様、三鷹市の皆様、ありがとうございました。

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