研修事業

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2019.3.1

JIMS2019(マクロ経済セミナー)を実施しました

政策研究大学院大学(GRIPS)では、2019年2月25日から3月1日までの5日間、「Japan-IMF Macroeconomic Seminar for Asia (JIMS)2019」を実施しました。この研修は、アジア太平洋地域諸国における中央銀行や財務省等経済官庁の幹部職員を対象とした行政管理職のための研修で、国際通貨基金アジア太平洋地域事務所(IMF-OAP)とGRIPSが2011年から共同で行っているプログラムです。今回は公募で選考された22カ国の30名が参加しました。 DSC_1193

 

5日間のプログラムでは“Macroeconomic Policy Management under the Uncertainty of Protectionism”をテーマに、アジア太平洋地域諸国が直面するマクロ経済分野での挑戦や課題、具体的には、先進国の金融政策がアジア新興国に与える影響、アジア金融市場統合の影響、財政政策と債務の持続可能性、為替管理と外国為替政策、グローバルバリューチェーンにおける貿易産業政策、中小企業支援策などについて、講義と議論を組み合わせたセッションを行いました。また、“Headwinds of Globalization” と “Managing Macroeconomic Policy”をテーマにラウンドテーブル・ディスカッションを実施し、各国の事情について討議しました。

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各セッションでは国際通貨基金、日本銀行、財務省、アジア開発銀行研究所などの機関のほか、野村資本市場研究所、追手門学院大学、慶応義塾大学、学習院大学、法政大学からの著名な講師陣が、実務経験や深い洞察に基づく講義を提供しました。また、全てのセッションにGRIPS教員がChairpersonやSpeaker、Discussantとして関わりました。セミナー参加者も積極的に議論に参加し、質疑応答や意見交換を行いました。そのほか、東京証券取引所を訪問し、取引所をご案内頂いたほか、日本市場や日本人の投資環境についてご説明頂き、その仕組みや日本の証券市場の現状について研修生からの様々な質問にお答えいただきました。

Mr.Sumi

 

初日のIce Breakingで研修生同士が打ち解けあい、1週間を通して和やかな雰囲気で研修が行われました。また、講師への質問や研修生同士の議論が昼食や休憩時間にも及び、ネットワークを広げる格好の機会になったようです。最終日のレセプションでは、モンゴル中央銀行副総裁が研修生代表スピーチで、JIMSのネットワークを「多文化のバスケット、グローバルな友達の輪」と締めくくりました。

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集合写真DSC_1584

 

JIMSのホームページはこちら→http://www.grips.ac.jp/jims/

〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1

TEL : 03-6439-6000     FAX : 03-6439-6010

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