政策研究大学院大学では、インドネシア政府国家開発計画庁（BAPPENAS)の要請を受けて、平成30年8月20日から31日までの約2週間、Planning and Budgetingをテーマに研修を実施しました。同研修の実施は、今年度で5回目です。この研修は、インドネシアにおける研修担当者に対する研修（Training of Trainers）と位置づけられ、インドネシア側で選抜されたBAPPENAS職員及びインドネシアの大学教員25名が来日しました。

研修プログラムでは、研修責任者の堀江正弘教授（本学名誉教授、グローバルリーダー育成センター所長）をはじめ、本学の橋本久義名誉教授、下村郁夫名誉教授、小野太一教授、株田文博教授のほか、木村俊介氏（明治大学教授、元本学教授）、田中秀明氏（明治大学教授、元本学客員教授）、梅溪健児氏（法政大学教授、元本学教授）、永野博氏（慶應義塾大学大学院特別招聘教授、元本学教授）、井川博氏（帝京大学教授、本学客員教授）、小林光氏（慶應義塾大学教授）による講義を行い、研修生は各分野の予算・計画・政策について学びました。

また、講義のほか、千葉県庁と新日鐵住金君津製鐵所を訪問し、千葉県庁では、千葉県商工労働部産業振興課産業・新エネルギー室長の谷雅之氏から千葉県沿岸地域における工業の発展についてブリーフィングを受け、研修生から出された多くの質問に詳しく答えていただきました。

全ての講義を受講した後にはワークショップを開き、インドネシアにおけるPlanningやBudgetingの現状と課題・問題点と改善方策について3グループに分かれて議論し、全体会議では、堀江教授のコメントと研修生全体での議論が行われました。

研修最終日はWrap-upセッションで研修を振り返り、修了証が授与され、研修を終了しました。